Vol.19 「不倫」について(後編)
「不倫」というキーワードでネット検索をしてみたら…「不倫デートにオススメなお忍びスポット○選」だとか「不倫がバレない○つの気配り」だとか…と、ここ数年ちまたでは不倫がさんざん糾弾されまくっているにもかかわらず「不倫のためのマニュアル」のようなものが山ほどヒットしたので、マジ驚いちゃいました。また、これらすべてが客観的に見て(おそらく)“不倫する側”からすれば、とにかくよくできているんです。
たとえば、「不倫にオススメなお忍びスポット」だと、
1.温泉旅館
(一回一回のデート内容を濃いものにするため。あと、秘境的な場所だと人目につきにくい)
2.シティホテルorラブホテル
(入ってしまえば二人だけの空間で、誰にも邪魔されない。ただし、入るときは別々に入る…などの配慮が必要)
3.映画館or水族館
(万一、一緒に入るところを他人に目撃されても比較的言い訳ができる。しかも、中は暗いのでイチャイチャしやすいし、大多数の客は周囲のカップルのことなど見ていない)
4.レンタカーでのドライブ
(いったんクルマに乗ってしまえば、中は密室。さらに、レンタカーだとアクセサリーや髪の毛をうっかり落としても大丈夫)
5.女性側の自宅
(灯台下暗しの発想で。女性のほうが男性よりも家の中の変化に気づきやすい傾向があるため、一般的には女性側の自宅のほうがバレにくい?)
ちなみに「ハプニングバー」は──「エントランスが相当目立ちにくいつくりになっている」「入ったら二人っきりの世界…ではないけれど、客同士がプライベートの詮索をしない」といった特性から、比較的“発覚”しづらい環境にあると言えるのではないでしょうか。
では、次に「不倫がバレないための気配り」とは……?
1.職場や家の近くではデートしない
(もちろん、ご近所さんや会社の同僚に目撃されるのを避けるため)
2.服装は普段どおりで
(派手な服装だけじゃなく、意識過剰な地味すぎる服装も逆に目立ってしまう。普段しないならサングラスも×。ただし、今のご時世ゆえのマスクは強い味方に)
3.周囲に行く場所を言わない
(相手や場所をほのめかすだけでも×。徹底した秘密主義を貫くべし)
もし、恋人や家族に内緒でハプバーに通う際「お洒落な勝負下着でキメたい!」と考えるなら、普段から、あなたのパートナーの前でもきちんとお洒落な下着をチョイスする習慣をつけておいたほうがいいでしょう。
あと、ハプバーで遭遇した夢のような体験を誰にでも彼にでも自慢するのはガマンして、いわゆる“同志”のみで密やかに、語り合うのが“正解”なのかもしれません。