Vol.41 「結婚と恋愛は別!」と割り切れるヒトたち
東京五輪が盛り上がるさなか、とある大手結婚相談所が「恋人にしたい・結婚したいアスリート」に関するアンケート調査を発表しておりました。
男性部門は、「恋人にしたいアスリート」「結婚したいアスリート」ともにエンゼルスの大谷翔平選手が圧倒的な差で1位になったらしく、とくに今年に入ってからの彼の超人的な活躍を鑑みれば、まあ当然の結果でしょう。違和感はありません。
ただし、女性部門にいたっては
【恋人にしたい女性アスリート】
1位:石川佳純
2位:木村沙織
3位:本田真凜
【結婚したい女性アスリート】
1位:池江璃花子
2位:渋野日向子
3位:石川佳純・吉田沙保里
…と、それぞれの面子と順位がかなり異なった格好となっています。
「恋人にしたい〜」と「結婚したい〜」の各調査が別団体によって行われていたのなら、まだ納得もできなくはありません。しかし、本調査は「同団体が20代〜30代の男女を対象にインターネットを通じて集めたもの」──イコール「両方ともが同じ人たちを対象に行った調査結果」であるわけで、とどのつまりが、多くの男性の「恋人にしたい女性アスリート」と「結婚したい女性アスリート」が食い違っているわけです。これは一体どういうことなのでしょう?
回答に寄せられたコメントをザッと眺めてみると、たとえば石川選手を「恋人にしたい」理由は
「笑顔が可愛い」(30代男性)
「プライベートでも愛嬌がある」(20代男性)
…などで、いっぽう池江選手と「結婚したい」理由としては
「一生懸命だから」(20代男性)
「困難を乗り越えてきている強さがあるから」(30代男性)
…などが目につきました。
もしかすると「笑顔」や「愛嬌」といった、どちらかといえば瞬発性の高い要素は「恋人」向きで、「一生懸命」といった持久性の高い要素は「結婚」向き…みたいな発想からくる、
「恋愛と結婚は別!」
…みたいな定則を背景とする分類なのかもしれません。けれど、ぼく個人としてはそこを二つにスパッと分けてしまう意味がイマイチよくわからないのです。
石川選手の「笑顔や愛嬌の可愛らしさ」に萌えたのなら、ぼくは石川佳純さんを恋人にしたいし、結婚もしたい。池江選手の「困難を乗り越えてきている強さ」に心を揺さぶられたのなら、やはりぼくは池江璃花子さんと付き合いたいし、いずれはプロポーズもしたい…。
「結婚は恋愛の延長!」
…というシンプルで少女漫画チックな考え方は、もはやこのご時世には似つかわぬ“夢物語”にすぎないってことなのでしょうか?
また、ぼくのような「セックス→恋愛」「恋愛=結婚」といった思想に凝り固まる理想主義者は、ここ“ハプバー”においても…いや、“ハプバー”においてこそ“危険人物”となりうるのでしょうか?
もちろん“ハプバー”での礼儀はきちんとわきまえたうえで、ぼくは“ハプバー”での一期一会的な恋愛を精一杯、これからも楽しみたいと思う次第であります…ハイ。