Vol.65 男性器の呼称について
「男性器のことをどう呼ぶか?」は、とくに“ハプバー”においては、けっこう重要な問題です。
お洒落に「ペニス」と外来語を使ってみたり、ヤクザに「サオ」と突き放し気味な表現をしてみたり、昔風に「イチモツ」と畏(かしこ)まってみたり、「愚息」と謙譲してみたり、あるいは「亀」「オットセイ」のように擬人的な比喩をもちいてみたり…と、パッと思いつくだけでも枚挙にいとまがありません。
しかし、ぼくはもっとわかりやすく、
「チン」を起点とする“ダイレクトな呼称”
…のほうが個人的には好みだったりします。
たとえば「チン」をリフレインする「チン◯ン」は、もっともスタンダードな「男性器の直接的呼称」の一つ。その前に「お」を加えて「お○ンチン」とすれば、可愛らしさも増し、逆にエロチックで危険な佇(たたず)まいはグンと減少します。産まれたばかりの友人の子どもを見に行ったときとかに、男の子だったら「まあ! 立派なお○ンチン」と褒め称えてあげるのと同じような感覚…ですかね?
「チン」の後に「コ」を加えた「チ◯コ」は、「(お)チ◯チン」と比べたらややエロ度が高めですが、生殖機能を果たために半白濁した液体を放出する生々しいシズル感のようなものがどうも希薄で、どちらかと申せば「オシッコをするためだけの器官」といったドライなイメージが拭いきれない…あくまでぼくの個人的な心象ではあるんですけど(笑)。
やはり、最強なのは「チン」の後に「ポ」を咥えた…いや、加えた「チ◯ポ」なのではないでしょうか?
「チン」と来て「ポ」と続くこの脱力ぶり! 半濁音が織りなす独特のとぼけた抜け感のある響き、語感はどこかコミカルさをも含み、しかもエロ度はMAX!
よく性体験の豊富なヤリ手のおねえさんが、この「チ◯ポ」の前に「お」をさらに加えて「××さん(←男性の名前)のおチ◯ポが欲しいの〜」などとよがり狂っているさまを目の当たりにしますが、コレはもうスケベさという意味ではラスボスレベルだと言っても過言ではありません。いや〜、さすが男心をわかってらっしゃる! こう原稿を書いているだけでも勃起してきちゃいましたよ!!
あと、この「チ◯ポ」…文字に起こすとき、あえてオール平仮名にひらいてみても、「とんち」な感じがただよい(?)、なかなかに味わい深いものがあります。ぜひ、“ハプバー”の席で一度お試しアレ?