Vol.129 好きなおでんの具はなんですか?
とある就職・転職系の情報メディアが男女会員を対象に行ったアンケート調査
「もっとも好きなおでんのネタ」
…のランキング結果を発表しておりました。本格的なおでんを看板メニューとする“ハプバー”なんて、ぼくの知るかぎりおそらく日本国内には一軒もないはずですが(万一、あったらゴメンなさいw)、まあ会話の“ネタ”として読み流していただければ幸い…ってことで、とりあえずは、その「ベスト13」を以下に紹介しましょう。
1位:たまご
2位:大根
3位:牛すじ
4位:もち巾着
5位:はんぺん
6位:厚揚げ
7位:ちくわぶ
8位:こんにゃく
9位:がんもどき
10位:その他
11位:ちくわ
12位:しらたき
13位:昆布
一言で「おでん」と言っても、濃口醤油でしっかり煮込む
「関東風」から、薄口醤油であっさり煮込む「関西風」、かつお出汁に八丁味噌で味付けする「名古屋風」、牛すじで出汁を取り濃口醤油で味付けした黒はんぺんなどに削り節や青のりをかける「静岡風」まで…極論すれば、都道府県ごとに“ご当地”が存在しかねない、果てしなく自由度の高い料理であります。
次に、どーだっていい情報で恐縮ではあるものの(笑)、
ぼくが好きな「おでんの具」ランキングも、併せてご覧になってください。
1位:厚揚げ
2位:たまご
3位:手羽元
4位:大根
5位:ソーセージ
6位:ロールキャベツ
7位:じゃがいも
8位:こんにゃく
9位:牛すじ
10位:ちくわ
ハイ!「関東風」ではスタンダードな「はんぺん」「ちくわぶ」はランク外……あと、練り物率が異様に低い素材重視の傾向が見てとれますね。
ちなみに、我が家のおでんは、まず市販のおでんセット一人前をベースとして、そこに水、薄口醤油、日本酒を加えて“新たな味付け”をします。「なぜ市販のおでんセット?」と問われれば、具材に味が染み入るまでじっくりと煮込む時間が待ちきれないから、その間を出来合いのネタでしのぐためです(←食いしん坊)。
出汁は、人気具材「大根」を抑えて堂々3位の座に輝いた手羽元で取ります。その身がぐだぐだになるまで煮込みまくるので(その出涸らし状態の手羽元が、また“具”としてもたまらなく美味い!)、つゆは濁り気味で、見た目はあまりよろしくありません。
「はんぺん」は総じて女子ウケが良いので、ぼく的にはさしたる思い入れもないんですけど、その“白さ”で見た目を整えるという役割も含め、一応は投入します。そういう点では“我が家のおでん”は「関東風」ですがが、薄口醤油で味付けするという点では「関西風」、さらに鶏肉で出汁を取るという点は「博多風」、ソーセージを入れるという点で「沖縄風」…と、もはや地域では縛ることができない
オリジナル料理と化しており、もしかすると、おでんほど、都道府県どころか家庭ごとに個性が際立つ料理は「他にない」とさえ言えましょう。
ただ…おそらく、どの家庭にも共通すると推測される「おでん」ならではの「あるある」を、最後に一つ! そう!! おでんは多種大量の具材を使用するため、いったんつくってしまったら最後、3日間はおでんを食べ続けなければならないのです。
仮に、ぼくが“ハプバー”の経営者であったら…いろいろと煩雑な法的手続きは必要なんでしょうけど、自家製おでんを看板として、サイドメニューに加えてみたいとも思うのですが、そんなスナックみたいに家庭的な雰囲気がただよう“ハプバー”はどうですか?