Vol.135 中(高)年男の婚活について
とある中高年男性向けの総合情報サイトが
「中年男性の婚活」についてアレコレと考察を巡らし、いくつかのアドバイスを贈るような内容の記事を配信しておりました。このメディアは平均して内容が濃く、その独自的な視点は信頼に値するものも多く、今回の記事もなかなかに名言揃いでもあったので、さっそく以下に紹介してみます。
「中高年層の婚活は、寂しさが(「その年になって婚活かよ!?」的な周囲の目に晒される)恥ずかしさに勝ったときに始めるもの」
「何もしないでいれば、中(高)年の結婚の可能性は刻一刻と低くなっていく」
「中(高)年男性には相手候補の写真だけを見て『こういう人に違いない!(だから自分とは合わない)』と、勝手に判断してしまう傾向がある」
「自分は選ぶ側ではなく、選ばれる側であると自覚すべき」
「身の程を知る、自分を客観視することこそ、婚活成功の秘訣」
ん〜〜〜〜っ……あらためて! イイこと書いてますな。端的に述べれば、
「肥大したプライドや
たいして役にも立たない
経験値を捨て去り、
謙虚な姿勢で婚活へと挑め!」
…ってことでしょう。とくに
「自分は選ぶ側ではなく、選ばれる側であると自覚すべき」、すなわち
「自分が好きな女性ではなく、
自分を好きになってくれた
女性を選ぶべき!」
…というくだりは、ぼくが(還暦間際となった現在にかぎった話ではなく)20代のころからしっかりと心がけていた座右の銘! 昨日、ここに寄稿したコラムでも
「20代女性にこだわる中高年男性のイタさ」について論じ、
「相手を(たとえば)年齢で制限することによって、せっかくの“出会いのチャンス”を大幅に狭める行為は愚の骨頂以外の何物でもない」
…と、原稿を〆ています。そう! 世の人々の約半数を占める男性のなかから、自分に好意的な感情を寄せてくださった女性に対しては、まず惜しみない謝意と敬意を払いつつ、とりあえずはその相手の“ひととなり”を徹底的かつポジティブに吟味するのが筋、最低限の礼儀であり、この鉄則はここ“ハプバー”での出会いも、決して例外ではありません。
そして、その真剣真摯なジャッジメントを果たしたうえで
「こめんなさい!」ってことになったら、それはそれでしかたありません。けれど“自分の想定外”にあったタイプの女性とあえて寄り添うことによって、もし“新しい自分”を発見できたなら…それもそれで「中高年」といった諦観がただよう年齢層においては、なによりも得難い素晴らしい体験なのです。ただし「稀に出くわす生理的にどうしても受けつけない相手」は除いて…ですけど、ね?