Vol.136 酒飲み女子について
とある女性向けの恋愛系ネットメディアが、
『「酒飲み女子」と付き合いたく
ない男子の言い分9パターン』
…なるタイトルの記事を配信しておりました。とりあえずは、その「9パターン」ってヤツを、以下に紹介してみましょう。
【1】酔っ払って乱れた姿を見たくないから
【2】飲み会ばかりでデートが
できなそうだから
【3】彼女を一人で飲み会に行かせる
のが心配だから
【4】飲み代がかかって仕方がないから
【5】自分はあまりお酒が飲めないから
【6】酔った彼女を介抱するのが大変だから
【7】「飲めない女子」のほうが
女の子らしく思えるから
【8】つまみしか食べないなど酒飲み
独特の食事スタイルが合わないから
【9】愚痴を聞いたり泣かれたり
するのが面倒だから
さて。いっぽうのぼくは、女子と付き合う際、たとえばここ“ハプバー”において今宵のパートナーを選ぶ際、「酒飲み」であることを“マストの条件”にこそ挙げないものの、「できれば酒飲みな女子のほうがいいよなぁ…」とは思っています。理由は以下のとおり。
・酔っ払って乱れた姿を見たいから
・酔った彼女を(イチャイチャしながら)
介抱するのもわりと楽しいから
・「飲める女子」のほうが生命力が
強そうに思えるから
・つまみしか食べないなど酒飲み
独特の食事スタイルが合うから
・愚痴を聞いたり泣かれたり
するのもまた一興だから
賢明なる読者の皆さまはもうお気づきでしょうが、ぼくが「酒飲み女子が好きな理由」は、前出した「酒飲み女子を苦手とする理由」のいくつかを逆にしただけにすぎません。つまり「自分はあまりお酒が飲めない」という男子からすれば短所となってしまう「酒飲み女子」の特徴が、我々「酒飲みな男子」にとっては、そのまま長所へと転じるということなのです。
仮に「お酒を一滴も飲めない女子」でもその彼女が韓流アイドルの追っかけとかハマっていたりしたら、やはりデートの時間は削られてしまうわけだし、ぼくなんかからすれば「お酒が弱い女子」を一人で飲み会や“ハプバー”に行かせるほうがむしろ心配だったりします。
いや、「自分はあまりお酒が飲めない」から「酒飲み女子とは付き合いたくない」とおっしゃるなら、まだわかりますよ。日常のなかに「お酒を飲む」といった行為がどれくらいの比重を占めるかは、その人その人のライフスタイルのわりと大きな部分を決定づけるがゆえ、先述したように「マストではない」が、酒飲み男子は酒飲み女子と、飲めない男子は飲めない女子と深く交わったほうが、なにかと“行き違い”が生じるリスクはぐんと減少することに間違いはありません。
しかし、世の中には
「アンタ、お酒の席…けっこう好きやん!?」
「ちょっと飲んだだけでむっちゃ
酒癖悪くなるやん!?」
…ってな感じの男子が自分のことを棚に上げて
「酒飲み女子とは付き合いたくない」なんて風に、まるで「自分は喫煙するくせにカノジョの喫煙は許さない」的にしれっと言い放つ、少なからず耳にするケースが、ぼくには
アンフェアだとしか思えないのです。
「大酒食らって酔っ払う女子=はしたない」みたいな倫理観にいまだ縛られているのかもしれません。じゃあ「大酒食らって酔っ払う男子」は、はしたなくないのか? 百歩譲って「はしたない」としましょう。だったら、ぼくは自分にそんな「はしたない姿」を酒の力で無防備に晒してくれる女子のほうが、断然タイプだったりするのですが、いかがでしょう?