Vol.209 「お泊まりデート」について(後編)
(※Vol.209の前編から続く)そりゃあ、ぼくだって…女子側の
「ダメよ」「イヤよ」を鵜呑みにしてしまい、未遂と
なってしまったことも何度かあった…と思います。
はい。“ハプバー”(のプレイルーム)でもわりとあるケースかもしれませんね。
ぼくのジャッジが
「慎重すぎなのでは?」
「女ゴコロを理解してない!」
…と指摘されたら、返す言葉もありませんが、そこらへんの意思表示はもう少々
「わかりやすくやってよ〜!」
…とコッチ側としては愚痴の一つも漏らしたくなります。
かつて、ぼくの友人女性に
「男性に全額支払わせて高級温泉旅館にお泊まりするのは好きだけど、絶対に最後の一線は死守すること」
…に生きがいを感じていた剛の者がいましたが、その彼女は
「単なる金づるでしかない男」
…とお泊まりする際、『パタリロ』だとか『寄生獣』だとか
『北斗の拳』だとか、伏線多すぎな浦沢直樹先生作品だとかのコミック全巻を持参し、
「食事と風呂以外は読書に専念する」
…というシールドを常に張り巡らせていたと言います。ヤル気がないならせめてそれくらいの明確なサインを提示してもらえたら、ぼくとしてはありがたい。
たとえば、温泉で全身の血流を良くしたあとに、美味しい食事に舌鼓を打ちながらしこたま飲んで、相手もしくは自分が
「泥酔→爆睡」ってケースも何度か…いや、
何度もありました。いかにも気弱そうで押しに欠ける男性が同伴者の場合、稀に確信犯でコレをヤッちゃう女子も実在すると聞きますが、まあたいがいは不可抗力、すぐそばに寝床があるという環境下においては、ついしでかしてしまいがちな失態でありましょう。
しょうがないと言えばしょうがない顛末ではあるんですけど、いくら人間の出来た私でも翌日はぶんむくれ…仮に爆睡してしまったのが私側であっても軽い逆ギレ状態ともなりかねず、いずれにせよ「一泊二日」の「二日目」に確実な悪影響を及ぼす、できれば…いや、100%避けたい事例だったりします。
したがって、本来「ショートケーキのイチゴは最後まで取っておく」
性格ではあるものの、ことお泊まりデートにかぎれば、ぼくは
「クライマックスな行為は
まず先に済ませておく」
…ことを信条にしています。温泉旅行に例えれば、
「旅館到着→温泉→クライマックス→食事(&飲み)→温泉→飲み→
就寝(→体力と気力次第では再びクライマックス)」
…という順番ですな。こうすれば、万一拒絶の憂き目に合っても、まだ時間はたっぷり残っているのだから、態勢を整え直したうえでなんらかの挽回のチャンスも増えてくる…。「初のお泊まりデート」に若干の不安を残しているアナタにこそ、ぜひともオススメしたいテッパンのコースだと、ぼくは断言いたしましょう。
ただし、“ハプバー”でコレやっちゃあダメですよ〜。“ハプバー”でのクライマックスは、あくまで完全なる同意ありき
…ですから!