Vol.214 叶姉妹と人生相談 - ハプニングバー

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Vol.214 叶姉妹と人生相談

インターネット上に用意された楽曲ライブラリから音楽が再生できる音楽ストリーミングサービスを行なっている『Spotify(スポティファイ)』が、あの叶姉妹が「現代を生きる人々の様々な人生のお悩みに向き合うこと」を旨とする

『叶姉妹のFabulous World(ファビュラス・ワールド)』なるオリジナル・ポッドキャスト番組を配信しているのを、皆さまはご存じでしょうか?

 

同番組では、たとえば、以下のような相談が寄せられ、姉妹は以下のような提言をなされていました。

 

Q.私は今まで男性との恋愛経験が少なく、処女であることに悩んでいます。周りの友達は彼氏がいて、そういう経験も済ませているので、余計に焦っています。どうすれば、お二人のように色気のある女性になれるのでしょうか?(23歳:女性)

 

A.(恭子さん)「それ(色気があること)とそれで(経験が)ないことがなんの関係があるのかしら? 山登りじゃないんだから」

 

(美香さん)「何かに夢中になっている最中に、ふと『そう言えば私、最近恋愛してないわ』などと我に返ることがあっても、焦る必要はまったくありません。今、夢中になっていることを心から楽しんで過ごせばよいのです」

 

「すべての人が求めているかのような恋愛ですが、本当は誰もがしなければならないものではありません。その人にとって興味がなければ一生しなくてもまったくかまわないのです」

 

(恭子さん)「なぜ悩んでいるのかをずっと考えていたんですが、なんで悩むのかしら……どうして?」

 

そう!

 

「興味がなければハプバーだって

一生行かなくてもかまわない?」

 

……いや、興味があるならゼヒ一度足を運んでいただきたいのですが…(笑)。

 

いずれにせよ、この手の「お悩み」に対するアドバイスとしては、気を衒った部分が1ミクロンも介在しない、王道中の王道──捉えようによっては、身も蓋もない「回答」だと言えます。ただ、バックボーンがいまだほとんど見えてこない、でも百戦錬磨感だけは10000%の叶姉妹からの“お告げ”であれば、そんなアカデミックな禅問答でも、不可思議な説得力に満ち溢れてくるから、不思議です。

 

その「なぜ?」の理由はズバリ!

 

「天上人(てんじょうびと)目線」

 

……にあるのではないでしょうか?

 

あまりに浮世離れしすぎていて、しかもその一挙手一投足がすでに社会認知されている人物が語る一言一句には、仮にそれがどんなに凡庸なロジックであっても、異次元的なオーラが宿るのかもしれません。

 

中途半端に意表を突くような人間臭さは、むしろいらない。妙なリアリティなんぞ完全に無視して「すべて」「まったく」……などの副詞を多用し万有の法則を悠然と断言するだけでOK!

 

比較的人間に近い(?)親密な発言もできる美香サマと、「なんで悩むのかしら…」と俗世とは宇宙的な距離にある恭子サマとのコンビネーションも抜群! まさしく「神と伝道師」といった、その関係性から成される「人生相談」は、もはや「素晴らしい!」などの賞賛を飛び越え、宗教的ですらあると言っても過言ではないのです。