Vol.241 タトゥーについて(後編)
「前編」で紹介した「N美ちゃん」のように、
タトゥー除去をしたいという女子はけっこう多い…のだそう。
とある美容整形外科では毎月100件以上の問い合わせが届くとも聞きます。
消したい理由は
「就職活動のために消したい」
「結婚するから」
「出産後、世間体もあるし…」
…ほか、さまざまではあるものの、ここ日本において
一般的な社会人として生きるには、大なり小なりの足かせとなる場合もあるようです。
ほんのワンポイントのタトゥーでも公衆浴場などに入れないこともありますし、軽い気持ちで入れてしまうと、ほぼ100%後悔するといっても過言ではなく、
「傷が残ってもいいから
とにかく消したい!」
…とまで、切実に訴えてくる患者さんも珍しくない…らしい。
では、実際、タトゥー除去にはどういった施術法があるのか? 美容整形の技術は日進月歩の世界なので、もしかするとすでに…より画期的な最新の除去術が開発されているのかもしれませんが、僕が知るかぎり、大きくは
・レーザーを照射して、高熱作用でタトゥーの染料を燃焼させる
「レーザー術」
・タトゥー部分の皮膚を切除し、縫い合わせる
「切除縫合術」
・タトゥー部分の皮膚を削ぎ落とし、自然治癒させる
「削皮術」
・他の部位の皮膚を移植する
「植皮術」
…の4種類。 もちろんのこと、下にいくほど施術は大がかりに
なり、価格も高くなる傾向にあるみたいです。
ただ、
一度入れたら、
完ペキに無かった状態へ
戻すのは
現在医学でもかなりむずかしい
…とのことで、たとえば「切除縫合術」は、タトゥー(刺青)を入れる前の状態に戻す手術ではなく、あくまで
タトゥー(刺青)を
事故や怪我の痕として
ごまかすための手術
…であることを消したい側は認識しなければなりません。
そして、その手術痕を極力「消したい側」の納得できるかたちに
デザインできるかは医師の腕次第。ちなみに後日談ではありますが、ここまでのぼくの講義を受けたN美ちゃんは、結局のところとりあえずは「レーザー術」を試してみたのですが、残念ながら
ボールペンで描いた絵を
消しゴムで無理矢理
消したような仕上がり
…つまり、
タトゥーの色が
ほんのり
薄くなった程度
…にしかならなかったようで(※繰り返しますが、美容外科は日進月歩の世界なので、最近では「レーザー術」でもかなりの効果が見込めるとの情報もあります)、今度は思い切って「切除縫合術」に
チャレンジする…と申しておりました。
ぼく個人としては、
「むっちゃ痛そう!」
…というヘタレな理由のみでタトゥーは絶対に入れたくはないのですが、タトゥー自体を否定しているわけでは決してありません。「前編」でも述べたとおり、タトゥー入りの女性は決して嫌いではなく…いや、キャバクラやデリヘルでもむしろ積極的に指名してしまう…さらには、ここ“ハプバー”でも女体にタトゥーを確認できたら、むしろ
「ラッキー!」なくらい、わりに好きだったりするので、
「せっかく入れたのに
無理に消すこともないのでは…?」
…とフランクに考えがちではあるのですが、まあ
人生、人それぞれ
…ってことなんでしょうね。無責任な〆で恐縮でありますm(__)m