Vol.254 “ハプバー”で強面は得か損か?
『2ちゃんねる』開設者であり、「論破王」の異名でも名高い
「ひろゆき」こと西村博之さんが、AbemaTVの某番組に出演し、論破対決で敗北した──そんなことが、なにかの後追い記事に書いてありました。
ひろゆきさんに土をつけた相手は人気ラッパーであるらしい
「呂布カルマ」というヒトで、その膨大な知識量や巧みな切り返しで昨今若者を中心に圧倒的な人気を集めている人物なのだといいます。
二人は、
「強面(もわもて)は
得するか損するか」
…なるテーマで対戦。呂布カルマさんは「得する」の立場で
「顔の第一印象はセキュリティ」
…との持論を展開。強面であることで緊張感を与えるのは、
「他人が警戒心を抱くので損」と述べるひろゆきさんに対し、
「話してみていい人であった場合の
ギャップで好印象が強まる」
…と反論。3対1の(審査員?)ジャッジで見事勝利の座に
輝いた…のだそう。
ぼくは、ひろゆきさんが誰を論破しようが誰に論破されようが、そこらへんにはあまり興味がないんですけど、今回この呂布カルマさんがおっしゃっていた
「強面=
(使いようによっては?)
得することも多い」
…というロジックには猛然と共感の意を示したくなりました。「顔の第一印象はセキュリティ」といった“コピー”も、さすがラッパーだけあってか、非常に上手い言い回しだと思います。
じつのところ、ぼくもまたけっこうに「強面」…っていうか、いかにもどチンピラ風な軽薄っぽい外見の持ち主だったりするんですよ。そして、ぼくとはじめて会ったクライアント様あたりからは、よく
「Gジィさんって、見た目はイケイケのウェイウェイ系で、おっかなそうなんですけど、話してみたら、案外礼儀正しいんですね」
…なんてことを言われます。皆さん、5歳児にまで敬語で語りかけるぼくのその異様なまでの丁寧な口調と物腰に皆、大なり小なりのギャップをおぼえるみたいなのです。
さて。そういった
「どチンピラ→礼儀正しい」
ひいては
「思慮深さに欠けていそう
→意外とインテリ?」
といった
「第一印象と第二印象の劇的な差異」
…は、はたして対人関係にどのような効果をもたらすのでしょう?
ぼくは
「メリットしかない!」
…と、楽観的に考えています。第一印象の強面っぷりがヤバければヤバいほど、第二印象の礼儀正しさは「ホンのちょっと」だけでも十分すぎるほどのインパクトを相手に植え付けることができるからです。
「礼儀正しそう→どチンピラ」
「インテリっぽい→意外と思慮が浅い」
…という逆パターンはデメリットのほうが多い気もしますけどね…(笑)?
「強面」ってヤツは、持って生まれた骨格などの、いわば先天性のものが大半を占める資質ゆえ、それを中途半端に和らげる努力に励むよりは、むしろその「資質」を限界にまで育て上げ、言動の工夫によって最大限のギャップを引き出すほうが、戦略としては正しいのではないでしょうか。
そういう意味では「一見のほほんとした容姿だけど、イザしゃべってみたら毒舌」なキャラを(おそらく)確信犯的に演じるひろゆき氏の戦略も、方向性としては我々「強面組」と同様なのかもしれません。
だから、ここ“ハプバー”に足繁く通うレディース&ジェントルメン!
もし万が一、自分の顔がおっかなかったり派手なつくりだったり、全身タトゥーだったり、衣服ではそのエロティックな肉体を隠しきれなかったりするから、なかなか人が近寄ってこない…なんて悩みをお持ちならば、それを「短所」ではなく「長所」と捉え、
えなりかずきさんや叶姉妹張りの慇懃な敬語を
持って、コミュニケイトをはかってみたらいかがでしょう?
一言二言交わしただけで、アナタへの好感度は爆上がり間違い
なし…ですから!!!