Vol.258 成功する男は割り勘しない?
とあるマネー系のネットメディアが、
『成功する男性が
「デートで割り勘」
をしないワケ』
…なるタイトルの記事を配信しておりました。
成功する人、富裕層になる人は、好きな女性や付き合う可能性がある女性との食事で割り勘をすることはありません。
私(=同記事の筆者)の周りでもそのような人はいないですし、経営者仲間でこの話題を振ると、やはり全員「女性にお金を出させることはない」と回答します。
…と、「成功している男性」は「デートで必ず女性におごっている」と断言してしまう、「男女割り勘」が若い世代を中心に主流となりつつある最近の風潮とは完全逆行した、なかなかに
チャレンジングな文面であります。その「女性にお金を出させない」理由は二つある…のだそう。
一つは、「あなたのことを大事に思っている」という気持ちを「おごること」によって効果的に伝えられる点。
(たとえ)財布の中が厳しくてもおごるのは、相手に金銭的負担をかけさせず、楽しんでもらいたいという気持ちから。つまり、彼ら流の相手に対する思いやりであり気配りなのです。
もう一つは、目当ての女性を射止めやすい点です。たとえば、写真が好きななら、インスタントカメラではなく一眼レフなど高性能カメラを買いますよね。それと同じく、(相手が)大事だからこそお金をかけられるわけで、どうでもよければ出費をケチるでしょう。
それは、女性の方も敏感に察知します。つまり、「割り勘ということは、私にお金をかけたくないということね」、つまり「優先順位が低い人」と思われてしまうわけです。
なるほど!
そういう着眼もあるのか
…と感心しました。ただ、「思いやり」と「気配り」の捉え方があまりに一方的、男性目線にすぎるのでは…とも思いました。
だって、世の中には
「金銭面でも対等に
男性と付き合いたい!」
…といったポリシーの女性だって、少なからず実在するのだから。あと、写真が好きでもあえて一眼レフじゃなくてインスタントカメラやスマホ内蔵のカメラ機能を選ぶ女性も、間違いなく実在します。
ぼくは原則として、いくら好きな女性とのデートであっても、その女性がどんなに年下であっても、
「お金はたくさん
持っているほうが払えばいい」
…というアバウトなロジックの持ち主です。もうちょっと正確な表現をするなら
「払いたいほうが払えばいい」
要は、こうした女性の“本心”を俊敏に察知する感受性こそが、モテる男になるための不可欠な資質なのではないでしょうか?
たった今、ぼくは「モテる男〜」と言いました。「成功する男〜」とは言っていません。
そもそも「成功=富裕層」といった定理が、ぼくにはありません。ぼくは極論すれば、
「金持ちでも貧乏でも
変わらずにモテる男」
…を生涯かけて目指しているわけであって、そんなフェロモンを獲得したと実感できたときが、ぼくにとっての「成功」なんです。
そう考えれば、ここ“ハプバー”ってスポットは、入店したら最後、素性もバックボーンも、モチロン年収の額面も相手にロクに明かさぬまま、まさに裸一貫で漢(※←「おとこ」と読む)っぷりを凌ぎ合い、その結果、もっともシビアなかたちでオスの優劣があわらになる、苛烈な生態系を象徴した戦場なのかもしれません。