Vol.295 遅刻の言い訳 - ハプニングバー

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.295 遅刻の言い訳

仕事もそこそこ自分のペースでこなせるくらいのキャリア

なり、さらには『駅すぱあと』的な交通機関の

乗り換え案内アプリの流通によって、この数年はめっきり遅刻することもなくなったぼくなのですが、つい先日、わりとちゃんとした人たちが集う対面ミーティングに、危うく遅刻しそうになってしまいました。

 

理由は、そのMT前に居た『喫茶室ルノ◯ール』で執筆を終え「さあ、そろそろ行くか…」と席を立とうとしたとき、レジへと向かう通路に

 

スズメバチ

 

…が一匹止まっていて、身動きが取れなくなってしまったからです。

 

下手に動いてスズメバチを怒らせてしまい、ブ〜ンブ〜ンと追いかけられでもしたら周囲の客をも巻き込んでの大惨事! だから、とりあえずは席に座ったまんまそのスズメバチがどこかへ飛んでいくのをじっと息を潜ませながら、待ち続けることにしました。

 

しかし、待てども待てどもスズメバチはいっこうに動く気配を見せない。5分、10分…と時間は刻々と過ぎていく。乗車するはずだった

山手線も乗り過ごしてしまい…しょうがないから、MTに同行する予定の人に眼前にいる蜂の写真を添えて、以下のようなLINEを送りました。

 

すみません!

執筆中のルノアールに

スズメバチがいて、

さっきから

席を立てずにいるため、

5分ほど

遅れてしまうやも

しれませんm(__)m

 

結局のところ、スズメバチはまったく微動だにしなかったので、手を上げて店員さんを呼び、丸めた新聞紙で退治していただきました。しかも、

 

「コレ…

スズメバチじゃなくて、

ただのハチですよ」

 

…と、店員さんに言われ、思わず拍子抜け…という

ショボいオチだったんですが(笑)、MTの場では

 

「スズメバチどーなったんですか?」

 

…みたいに話題を独占し、約5分の遅刻はなんとなく帳消し…

うやむやになりました。めでたしめでたし!

 

さて。そういうわけで、今回のこのエピソードから皆さまに

学んでいただきたいことはズバリ! こういうことであります。

 

「遅刻の言い訳は

突飛であれば

あるほどいい」

 

もっとも定番な「遅刻の言い訳」は、

 

「人身事故で電車が

止まってしまって…」

 

…あたりでしょうが、コイツが「真実」ならまだしも、仮に

「ウソ」だったら、イマドキはネット上にライブで上がってくる遅延情報などでたちまち見破られてしまいます。そもそも「ウソ」にしてはあまりにもクリエイティビティに欠けていて面白くもありません。「遅刻の言い訳」として「ウソ」をつかねばならない状況へと追い込まれた場合には、かのアドルフ・ヒットラーも同じようなことを言っていた…気がしますが、

 

「え〜! 普通そんなの

ありえないっしょ!?」

 

…くらいまでブッ飛んでいたほうが、逆にリアリティが増してくるのです。ちなみに、今回のスズメバチ事件は、ぼくが勘違いしていただけで、ウソをつくつもりは1ミリもなかったのですが…w。

 

では、最後に! ぼくがこの半生で聞かされた、もはや芸術的

さえ賞賛したい「遅刻の言い訳」のいくつかを以下に紹介しておきましょう。

 

「悪いっ!

金縛りが

全然解けなくて…」

(※当時40代男性の言い訳。1時間遅刻)

 

「すみません!

道でうずくまっている

おばあさんを

埼玉のおばあさん宅まで

おぶっていったんですよ〜」

(※当時30代半ばだった某男性の言い訳。待ち合わせ場所は六本木で2時間遅刻)

 

「ゴメン!

家の風呂が

燃えちゃって…」

(※当時20代女性の言い訳。この日の約束はすっぽかし)

 

もし万が一、ここ“ハプバー”において、なんらかの事情で

なんらかの言い訳をしなければならないシチュエーションに到ってしまった場合は、ぜひ参考にしてもらいたいものです。