Vol.341 ハプバーでも意外と必要(?)な「共学力」とは?
以前、某著名なコラムニストさんが、とある週刊誌系が運営するWEBメディアで
「共学力」
…ってヤツについて論じておりました。
どういう「力」なのかっていうと、お笑い芸人に例えれば、『オリエンタルラジオ』の藤森慎吾さんや出川哲郎さんとかが…それに
有吉弘行さんも持ち合わせている(そうな)、ご覧のとおり
世代にはあまり
関係がないスキル
…であるようです。
一言で言ってしまえば
「異性のあしらいが上手い人」
…のこと。男性なら、
「キレイどころも女性芸人も
あくまで対等に接し、
可愛くても
カン違いしている女性は
バッサリ切り捨てる」
…のだそう。そして、かつてはバリバリの男子校的社会だったお笑い界において、昨今はこうした「共学力」を有している芸人さんが再ブレイクを成していると言います。
ちなみに、不祥事芸人らのなかでは『チュートリアル』の
徳井義実さんが比較的早い復帰を果たせているのも、この「共学力」の有無が少なからず影響しているのではないか…と、筆者は分析なさっています。
たしかに、異性を必要以上に異性と見なさない
ジェンダーレス的な風潮がにわか高まりつつあるここ数年、「共学力」に秀でている人は、男子校・女子校意識の強い人たちより、いろんな面で得をしている…ような気がしなくもありません。
たとえば、婚活です。
「彼氏や彼女が欲しいから」
…といって、合コンや婚活パーティばかりにこぞって参加している人たちのその後を尋ねてみても、
「恋人ができました!」
…みたいな色良い結果はほとんど耳にしません…よね?
おそらく、相手を彼氏・彼女対象として過剰に異性扱いしてしまうがゆえ、品定めに余念がなく
「可or不可」
…の01的なデジタル方式で、いったん「不可」の
ジャッジを下すと、その相手をバッサリと切り捨てちゃうのでしょう。
「可もなく不可もなく…」
…といった、いわゆる曖昧層をつなぎとめておかないのです。
ぼくの経験上、
「どうしてなのか
すぐに彼氏や彼女ができる人」
…とは、そういう「異性との出会い」のみを不自然なかたちでセッティングされた会合には原則として顔を出しません。
「男性5人に女性2人」
…だとかの歪(いびつ)な男女比の、とくに「異性との出会い」を念頭には置いていない飲み会なんかに「面白そう」だったら参加し、そこから
「可もなく不可もない相手→
一緒にいても不愉快にはならない相手」
…をも同性・異性問わず、マメにピックアップし、あとへとつなぐ…。そうすれば
「可もなく不可もない相手」が
いずれは「素敵な恋人候補」を
紹介してくれる
…かもしれません。したがって、出会いの確率はネズミ算式に
格段と広がっていくわけです。
ぼくの友人である某脳神経外科医の先生は、こんないいことをおっしゃっています。
「モテるためには
モテようとしないこと」
つまり、相手にお金や時間や労力を費やしたからといって、その
見返りを求めたら、人は「モテ」から縁遠くなる…極論すれば、
無償の愛こそが
モテ道へと通ずる
…という理屈であります。
相手が異性であることにこだわりすぎて、つい
「ギブアンドテイク」
…の関係を築こうとしてしまい、たった一回や二回のデート(下手すりゃLINEの交換のみ)で、
「やっぱ違う…」
…と、勝手に相手に失望してしまうような顛末に…。まずは相手を「異性」じゃなく「人」として接したら、いらん期待をせずに
済む。結局のところは、そんな
「ギブアンドギブ」
…の精神こそが「共学力」の源となる…ってことなのではないでしょうか。
そして、このスピリッツが、性交…いや、成功へとアナタを導いてくれるのは、ここ“ハプバー”でも決して例外ではありません。
まずは、今宵の相手に対して
「異性」ではなく
「人」として興味を抱く
…そう発想してみてはいかがでしょう? 「人」として興味が湧けば、おのずともっとその先までを知りたくなる…。
人間とは、そういったプロセスを経て、言葉以上のものを
交わし合っていける生き物なのですから…。
今日はチョッピリ哲学的な〆になってしまいましたね(笑)???