Vol.348 ハプバーでもたまに耳にする?「難易度の高い関西弁」
とあるランキングの専門サイトが
『意味が難しい
関西弁ランキング』
…なるタイトルで、そのTOP20を配信しておりました。とりあえずはその結果をご覧になってみてください。
1位:いらう(=触る)
2位:水屋(みずや)(=食器棚)
3位:なんしか(=とにかく)
4位:わや(=無茶苦茶)
5位:やんぴ・やんぺ(=やめる・抜ける)
6位:おぼこい(=子どもっぽい)
7位:必死のパッチ(=必死になること)
8位:さらう・さらえる(=残った料理などをカラにすること)
9位:アテ(=おつまみ)
10位:三角座り(=体育座り)
11位:いきし・かえりし(=行く途中・帰る途中)
12位:正味(しょうみ)(=ぶっちゃけ)
13位:どんつき(=行き止まり)
14位:からい(=しょっぱい)
15位:ようけ・ぎょうさん(=たくさん)
16位:イキる(=かっこつけてる・調子乗ってる)
17位:ポリボックス(=交番)
18位:くくる(=縛る・束ねる)
19位:カッターシャツ(=Yシャツ)
20位:押しピン(=画鋲)
さて。もはや東京生活のほうが長く、ほぼ関西弁は標準語に矯正されてしまったとはいえ、大学卒業までの多感な時期の23年間を(※大学には一浪して入学)大阪で暮らし、現在でも仕事で年に10回以上は大阪や京都を訪れる生粋の関西人であるGジィさんからすれば…自慢じゃないですけど、
「意味不明なワード」
…なんぞ一つもなく、どれも馴染み深いものばかりであります。
同ランキングを目にするまで、てっきり標準語だと思い込んでいて、東京でも普通に使っていたワードだって、いくつか混じっています。
1位の「いらう」なんかもそうだし、あと「おぼこい」「さらう」「アテ」「三角座り」「正味」「どんつき」「からい」「くくる」「押しピン」とか…(※めっちゃ多いですよねw)。
「カッターシャツ」にいたっては「カッター」と略して呼んだりもしている…。
さて! 今では完ペキな標準語をも操るバイリンガルである
Gジィさんですが、過去に2〜3度ほど、ここ“ハプバー”で女性と会話している際に、
「もしかして関西のヒト…ですか?」
…と指摘されたこともあります。もしかすると、
イントネーション云々以前に、これらの
「てっきり標準語だと
思い込んでいた関西弁」
…が、知らぬ間に口から漏れていたのかもしれません。
そんななか(どんななか?)、今回の「TOP20」内で、
あらためてぼくが注目したいワードが一つ! そう!! 16位にランクインされた
「イキる」
…なのです。
もちろん、「イキる」というワードが昔から関西に存在すること自体は十分認識していますし、どういうシチュエーションで使えばいいかもわかっていますし、私も大阪在住時は頻繁に使用して
いました。
が、「頻繁に使用していた」ころから、この「イキる」の正確な意味が…少なくともGジィさん的には把握し切れず、把握し切れないまま就職で上京──つまり、「イキる」に対するモヤモヤ感は、TOKYOに揉まれて忘れてしまっていただけで、
いまだ解決していないのであります。
前出にあった
「かっこつけてる・調子乗ってる」
…という翻訳は、たしかにおおよそだと正解でしょう。ただ、それだと微妙にニュアンスがしっくりと来ない…。
ぼくのなかでの「イキる」とは、
「なんらかの事情で(※どちらかと言えばポジティブな事情であるケースが多い)精神的にハイテンションととなり、周囲が見えなくなってしまったがゆえのオーバーアクション」
…みたいな状態のことを指します。
“ハプバー”の男性客に例えたら、
「懇意になった女性客と別室INの交渉が成功し、彼女がシャワーを浴びている間、他の男性客に『オレ、すごいっしょ!』とやたらフレンドリーに絡みまくる」
…チックな感じでしょうか? そんな礼儀知らずこのうえないイキリなお客さまはここ『アブリーアブル』には(たぶん?)いないでしょうけどね…(笑)。
しかし、こういう状態のことを、一言で説明できる言葉がなかなか見当たりません。どなたか「イキる」の真の意味を
ストンと落ちる簡略なかたちで、Gジィさんに教えてくださる関西の方はいませんかね???
万一いらっしゃったら…『アグリーアブル』のカウンター席で、そっとぼくに声をかけてみてください!
男女は問いませんからm(__)m。