Vol.379 仕事や趣味が満たされているヒトとハプバー
だいぶ前の話ですが、「ハセキョー」こと女優の長谷川京子さんが、とある女子会的なトーク番組で、こんなやりとりを交わしておりました。
共演者A子さん「(10代20代を振り返って、あのころは)恋愛で気持ちを満たしたいっていうのがあったんですかね? 今は仕事が楽しくって」
長谷川さん「すっごい言い方悪いですよ(と前置きしたうえで)大人になっても、すごく恋愛に執着する人って、やっぱり自分自身が満たされていない人かな…って、正直思う」
すなわち、
「仕事などで自分自身が
満たされている毎日を
過ごしていれば、
恋愛への執着心も薄くなる」
…といった理屈であります。
んん〜っ…コレってどうなんでしょうね??? 少なくとも、ぼくは人生の優先順位の一位が「恋愛」ゆえ、どんなに仕事や趣味で自分が満たされていようと、
「恋したい願望」
…が下降線をたどることは絶対になく、むしろ恋愛状況が順調であればあるほど比例して仕事や趣味も充実する──これがこれまでの半生における、ぼくの常態的なバイブスでありました。
もし、ハセキョーさんの指摘が正しいのなら、そんなぼくは自分自身が仕事や趣味で満たされていないってことになります。
「いやいや!
そういう話じゃ
ないでしょ!!」
…と、揺るぎない自信をもって反論は…できません。なぜなら、
共演者のA子さんが番組中で語っていたように
「今は仕事が楽しくて」
…と心底から実感できた時期が、ぼくには一度もないからです。
ぼくは現在就いている仕事が、
「好きな仕事」
…だとは断言できないが、
「嫌いじゃない仕事」
…だとは断言できます。「嫌いじゃない」から、やっていて楽しいときだってある。自分の仕事でヒトが喜んでくださったりしたら、そりゃあ嬉しさもひとしおだったりする…。
だけど、「仕事」としてルーティンでこなしている作業が、
「好きで好きでたまらない」
…とまでのめり込むことはできないのです。
だからこそ、いつまでたっても恋愛体質が抜け切らない…。そして、還暦間際の、普通の会社員だったらそろそろ定年を迎える年齢になっても、結局「好き」と言える仕事に出会えなかったぼくは、
はたして不幸なのでしょうか?
だがしかし! そのように「大好き」な、「楽しくて楽しくて」を永遠に持続できる「天職」と呼べる仕事に出会えるヒトが、いったい世の中に何%存在するのだろうか…って気もしなくはありません。
「嫌いじゃない仕事」を、大したストレスを抱えることもなくルーティンでこなし、その空いた時間に恋愛がすっと入り込んできてしまう人生──それはそれで、「幸福」とまではいかずとも、
「不幸でもない」
…とくらいは自己診断できるのかもしれませんね。
あと、最後に。これはあくまで個人的な心象なのですが、「恋愛感情」というものが一見身近そうで、じつはもっとも縁遠い、
「究極の割り切りスポット」
…である、ここ“ハプバー”にハマるヒトたちは、(男女問わず)仕事
でも切り替えが早い、いわゆる
「仕事がデキるヒト」
=「仕事が楽しいヒト」
…が多いような気がします。いかがでしょう???