Vol.402 婚約指輪を折半!?
大前提として「結婚」を最終目的としない、ある意味特殊な出会いの場である、ここ“ハプバー”において、今日の話はあまりマニュアル的な役割を果たせないのかもしれませんが…
まあ、イマドキの若いヤング世代の
「一つの新しい考え方」
…として、お時間のある人は読み流してみてください。
さて。めでたく婚約を果たしたカップルの男性側が、女性側に
「婚約指輪を
折半にしてほしい」
…と懇願した…といった内容のツイートが、ネット住民のあいだでプチ炎上している…のだそう。もう少々、詳細を付け加えると
男性側:婚約指輪は安いものでも17万円ほどするので、そのあまりの高額さに驚いた。
女性側:「婚約指輪の半返しとしてオーダースーツか時計をプレゼントしたい」と提案。
男性側:「とくに欲しいものはないから、婚約指輪を折半してほしい」と提案。
女性側:「婚約指輪の折半なんてありえない!」とブンむくれ。
男性側:これまでのデートも割り勘で嫌な顔一つしなかった彼女の本性を見てしまった気分に…。
…みたいな経緯(いきさつ)であります。
さてさて! ここまでをご覧になって、賢明なる読者の皆さまは、
どのような心象を抱いたことでしょう?
同ツイートをツイッターから拾ってきて、ネット上で転載&拡散した張本人さんは、
「こんな男マジで
いるの衝撃すぎる…」
…と、前フリしていました。そして、その拡散投稿の下にあったアンケート調査(※回答者数:約70万票)では、
あり(男性用回答):9%
なし(男性用回答):23.4%
あり(女性用回答):7.4%
なし(女性用回答):60.2%
…なる数字が弾き出されておりました。
Gジィさんの個人的な雑感を述べれば、この21世紀初頭──2023年の時点では
「まだなかなか
受け入れられない発想」
…であり、「アリかナシか?」の2択ならば……まあ、
やっぱ「ナシ」だろうな
…とジャッジせざるを得ません。
ただいっぽうで、このまま「男女平等」的な風潮による
「割り勘文化」
…がいっそう徹底化されていくと…仮にこれが50年後…下手すれば
20年後とかだったら、
「どうなっているか
わかんないぞ?」
…とも思いました。
とりあえず、こうした不公平感を是正するためか、現状では
同ツイートに登場する女性の提案のような
「半返し」
…といった慣習のようなものも、一応はなくもありません
…と聞きます。
が、もしかすると「婚約指輪」はともかくとして、
「結婚指輪」は
「おたがいが相手の
指輪を購入し合う時代」
…は近い将来、やって来るのかもしれません。
あと、(一般的な)結婚の三大儀式とされる
「結婚指輪・結婚式・新婚旅行」
……の各予算を調整し、その合計を二人で割り勘する(※たとえば、合計100万円で、結婚指輪50万円・結婚式30万円・新婚旅行20万円だとしたら、婚約指輪代は男性側が出し、残りの結婚式・新婚旅行代は女性側が出す…なんて風に?)時代も、やはり遠からずやって来るのかもしれません…いや、
すでにやって来ているのかもしれません。
いずれにせよ、今回の主役である男性の切実なる「懇願」が、どれくらい程度非常識──
「マジありえない!」
…のかは、もはやぼくのようなオジ(イ)サンにはわかりません。しかし、この
「結婚指輪を折半」
…という感性が、単に
「時代をチョッピリ先取りしすぎただけ?」
…な可能性も、十分にあり得るのではないでしょうか。