Vol.416 WBCはアマプラに加入してハプバーで観る?
野球中継は初参入の『アマゾンプライムビデオ』
(※以下、アマプラ)が3月4日、いよいよ3月8日に開幕する
『ワールド・ベースボール・クラッシック』(※以下、WBC)に出場する
『侍JAPAN』
…の壮行試合4戦目(日本代表×中日ドラゴンズ/バンテリンドーム)をライブ配信しておりました。
アマプラは今年開催されるWBCの(壮行試合も含む)全日本戦をライブ配信するといいます。この日の中日戦は、地上波でもBSでも放送されていない独占配信だったので、ぼくも自宅のテレビ画面にアマプラを接続し、はじめて
「アマプラによる野球中継」
…を鑑賞させていただきました。
結果から申すと、かなりヘロヘロのズタズタ──
「ツッコミどころ満載」
…の内容でありました(笑)。
まず、
「球数表示」
が出てこない。通常のプロ野球などと違ってWBCには
「球数制限」があるため、とくに「投手が投げた球数」は、観る側からしても重要です。
実況を担当している『ライオンズナイター』(文化放送)でお馴染みの斉藤一美アナは試合中に
「ツイッターで
球数表示が
欲しいとの声が
多数きています」
…と内情を明かし、
「本番までの宿題と
させてください!」
…と改善を約束していました。
また、(投手の)
「球速」
…の表示も出てきたり出てこなかったり…と、マチマチ。
大谷翔平選手や佐々木朗希選手も投げるのだから、やはりこのような凡ミスが本番でも続くようなら、
クレームも殺到するに違いありません。
あと、スタジオと現場との連携だって、
お世辞にもスムーズとは言えなかった…。
※ちなみに、3月7日に放送された壮行試合6戦目(日本代表×オリックスバッファローズ/京セラドーム)では、「球数」と「球速」の “宿題” は、ほぼ改善されていました。
そもそもがアマプラ配信の映像を大画面のテレビに映し変えたら、(少なくともぼくが知るかぎりのITスキルだと)どうしても
画質が悪くなっちゃいます。映画とかならまだしも、
小さなボールが
グラウンド内で
頻繁に飛び交う「野球」
…というスポーツを放送するには…やはり、大きなビハインドとなってしまうことでしょう。
だがしかし! ここまでは散々苦言を呈しまくってきたGジィさんですが、アマプラの野球中継が
「すべてダメ!」
…だと全否定しているわけでは決してありません。
たとえば、全試合の実況をする予定の斉藤一美アナは、
ラジオでしか野球を担当したことがないらしく、その癖が抜けないせいか、とにかく
「“間”を言葉で
埋め尽くすような解説」
…をなさっていました。映像付きの野球中継では、
いささか
「五月蝿すぎ!」
…という批判も出てくるのかもしれませんけど、Gジィさん個人としては、テレビの中継にはない緊張感と臨場感を
味わうことができて、
「案外悪くないのでは?」
…と思いました。
あと、この日、解説者として呼ばれていた元侍JAPAN戦士の
福留孝介さん(※去年引退したばかりなので、今回が解説者デビュー!)と里崎智也さんのやりとりも「解説」というよりは
「雑談」!? ただ、そんなユルユルの空気がそうさせたのか、地上波では絶対に聞けない裏話もけっこう連発していた
…気がします。
ちなみに、初戦の対中国戦には、なんと! 第1回WBC優勝監督である、あの世界の王貞治さんが、特別コメンテーターとして登場するのだとか…!?
めっちゃ頑張ってますやん!
…アマゾンプライムビデオ!!
東京五輪にもサッカーW杯にも「並の下」…もしくは「下の上」程度の興味を示さなかったGジィさんでありますが、
今回のドリームチームによるWBCは、一試合も絶対見逃したくはありません!
あらゆるコネを駆使しまくってチケットを入手しようと試みてはみたものの、結局は全滅でした…。そんなぼくに
「自宅鑑賞」
…といった楽しみに
「地上波とサブスク配信
どっちで観るか?」
…という、新たな贅沢極まりない悩みを加えてくれたアマプラには…わりと多大な期待を寄せているのでありました。
それに、アマプラだと…ここ『アグリーアブル』のカウンター席でWBCを観ながら、優雅にお目当てになりそうな女性の来店を待つ…という選択肢も加わります。もしかしたら、野球好きな店主のマツさんゆえ、
「店内の巨大テレビ」
…で、全試合を流してくれるかもしれませんけどね(笑)?