Vol.422 ハプバーで意外と大切な(?)「諦める」という精神
とある「男女の出会い」をメインとするマーケティング会社が、全国の25歳〜49歳の独身男女1000人を対象として
「結婚を諦めたこと」
…についてのインターネット調査を実施。その結果、
「結婚を諦めて
楽になった」
…と回答した人が6割を超えた…と言います。そんなことを、とあるニュースサイトが報じておりました。とりあえず、
その数字の詳細は以下のとおりでありました。
・「結婚を諦めた」と回答した人
【男性】
20代:36%
30代:55%
40代:71%
【女性】
20代:54%
30代:52%
40代:70%
・「結婚を諦めた」理由
【男性】
1位:経済的に余裕がない
2位:年齢的に諦めた
3位:元々結婚願望がない
【女性】
1位:元々結婚願望がない
2位:出会いがなかった
3位:年齢的に諦めた
さて。Gジィさんがまだ30代40代のころ、
ぼくと同世代の未婚者(※バツイチも含む)のなかには、
「オレは(アタシは)
一生独身主義を貫く!」
…なんて威勢の良いセリフを吹聴していたヒトもけっこう多かった印象があるんですけど、なるほど…昨今はこうしたポジティブシンキング(=強がり?)よりは、「諦める」といったネガティブな響きがある言葉のほうが好んで使用されるのかしら…と、まずは思いました。
あらためてじっくり比較してみると、
「独身を貫くこと」と
「結婚を諦めること」
…は、「結婚をしない」という結論こそ同じであれ、
微妙にニュアンスが異なっているのではないでしょうか。
前者が「結婚にみすから背を向けている」のに
対し、後者は
「できないからしないけど、
できるならばしたいなぁ」
…といった未練──一筋の光明にごくわずかながら縋(すが)りついているイメージがあります。
そして、現在は「結婚」なる制度そのものに疑問を呈する
反体制派が、むしろ減ってきている
…ような気もしなくはありません。
いずれにせよ、
結婚できない(もしくは、したくない)なら、一度
「諦めてみる」
…のも案外悪くないのでは…とぼくは考えます。
野球に例えるなら、このたびの「侍JAPAN」メンバーの最年長であるダルビッシュ有投手が、
1次ラウンドで成績不振だった選手たちに、こんな素晴らしいアドバイスを贈っているのをご存知でしょうか?
「それ(=好不調があること)が野球なので、気にしても仕方ない。人生の方が大事ですから。野球くらいで落ち込む必要はない」
「自分も含めてですけど、休みもあるので、凄く楽しいことをしたり、おいしいご飯を食べたりしてリラックスして欲しい」
「野球」にせよ「結婚」にせよ、自分が大切にしている
アイデンティティのようなものを、
「諦める」
「くらいで〜」
…といった、わりと強めなワードでいったん否定してから、それこそ「凄く楽しいこと」や「おいしいご飯」でリラックスした人生を過ごしていたら、「一次ラウンドで成績不振選手たちの再生」
だけじゃなく、
「一度は
諦めてしまった
結婚の運」
…も、いつしか引き寄せることだってできるのかもしれません。
そして、この教訓はもちろんのこと…ここ“ハプバー”においても決して例外ではありません。
「あわてるコ◯キは
もらいが少ない」
出会った異性を誰かれかまわず、ガツガツ攻めまくるのではなく、いったんは「クライマックスな関係にまで到ること」を諦め、
「カウンター席で
はじめて出会った異性と
楽しくおしゃべり
できただけで
もう満足!」
…と、無欲の精神を貫いてみたら、案外
「もっとイイこと」
…ができちゃう…かもしれませんよ(笑)。