Vol.544 すわ? ハプバーに童貞クンが出現!?
ある日の朝──いつものようにモーニングコーヒーを片手にYahoo !ニュースをせっせとスクロールしていたら…なんと!
「童貞36.2%!」
…という、にわか信じられないパーセンテージ
が目に止まりました。
「ウソだろ、おい!」
↑の数字は、とある権威高い研究所が「独身者調査」と呼ばれる『出生動向基本調査』から弾き出したもので、それによると
「性体験のない未婚者男性」(18~34歳)
…が、とうとう36.2%にも達した…のだそう。
(※ちなみに女性は38.7%)
各メディアはこぞって
「若者の草食化がここまで!?」
…みたいなことを書き立てていましたが、ちょっと待てください!
それはちょっと違うんじゃないか???
おおざっぱに四捨五入して言い切ると、
「18~34歳男子の4割弱が童貞」
…ってことになるわけで、
それはそれでたしかに驚愕の事実ではあります。
ただ、ここで忘れちゃいけないのが、
「童貞は童貞同士で群れをなす」
…という習性であり(逆にヤリチンもヤリチン同士群れをなす)、 童貞(もしくはヤリチン)は国内にまんべんなく分布しているのではなく、一部の地域に集中生息していたりするものです。したがって、↑の調査は
「童貞鉱脈の一遍」
…を偶然スルーしてしまっただけ…という可能性も
なくはありません。
あと、近年は
「童貞の質が
明らかに
変わってきている」
…点も見逃すことはできません。
20年前は「ヤリたいのにヤレない」
──モテないという、いわゆる
「消極的童貞」
…が圧倒多数だったのに対し、
現在は「ヤリたくないからヤラない」という
「積極的童貞」
…が増えているように思えてならないのです。
これまでGジィさんがリサーチしてきた
「イマドキの
童貞クン(=積極的童貞)の
典型的な言い分」
…をいくつか上げてみましょう。
「デリヘルに行って、ああ…エッチってこんなもんか、と幻滅した」(23歳・大学院生。ホンバン経験はないので一応童貞?)
「エッチにいたるまでの食事や口説いたりのプロセスが面倒臭い」(32歳・アルバイト)
「上手いとか下手とかを女子に査定されるのがイヤ。だったら、無料の無修正動画でオナってるほうが気ままでいい」(27歳・メーカー)
「男だけで飲んでるほうが気がラク」(31歳・営業)
「アソコが臭かったり、キスしたときのヨダレが気持ち悪い…」
(26歳・公務員)
「妊娠が怖い。あと、性病も……」(31歳・会社員)
Gジィさんが考察するに、
「男のセックス観の変化」
…には、おおよそだと以下のような流れが
あったのではないでしょうか。
・日本独特のお手軽系風俗(=ピンサロやデリヘルほか…ホンバンなしの風俗)が全盛を極めたため、とりあえずセックスの真似事の体験が安易になった
↓
・80〜90年代にかけて行われたマニュアル雑誌における「対セックスの執拗な啓蒙」が、出会い系サイトなどと結びついて21世紀に花開き、とりあえずセックスすること自体も安易になった
↓
・実際やってみて、セックスのなんらかに失望した
↓
・ネットの劇的進化やアイドルの大量生産によって、良質なズリネタ発掘も安易になったので気ままに童貞(もしくはセカンド童貞)を貫き通すことが日常になった。
彼ら「積極的童貞者」(※セカンドを含む)からすれば、
匂いや体液や性病や妊娠や女性との煩わしいコミュニケーションは、
すべてが
「悪玉菌」
…みたいなものであり、ちまたに蔓延する雑菌を避けるため、彼らは、たとえばTENGAあたりで清潔で完成度の高いオナニーに走ったり、メンタルゲイ(=ゲイの自覚がない、プラトニックなメタゲイのこと)と化しては男同士のつき合いにくつろぎを見いだしたり…と、みずからを無菌室へと封じ込める。
菌に対する抗生がめっぽう弱い
──そんな「純粋培養のなかで育ちつつある彼ら」は、もはや
「草食系男子」
…の一言でくくるのではなく、むしろ
「無菌系男子」
…と呼ぶのが相応しいのではないでしょうか?
そう! いまや
「やむを得ず草しか
食えない “肉食希望者” 」
…と
「草がいいから
草を食う“菜食主義者”」
…をきちんとカテゴライズすべき時代なのです。
さて! これもつい先日、某“ハプバー”マニアの女性から聞いた、
もう一つの驚愕の事実なんですけど…近ごろは、なんと!
「童貞の男子が
いきなり“ハプバー”に
トライする」
…ケースも、にわか微増しつあるんだとか…!?
Gジィさんなんかは、
「いくらなんでも
いきなりハードル
上げすぎだろ!?」
…と、ツッコミたくもなるのですが、なるほどよくよく冷静になって(?)考えてみたら…
ヘタに合コンとかでネエチャンを口説いたり、
ハンパな風俗に行くよりは、
“ハプバー”のほうが、少なくとも
「エッチにいたる
食事などのプロセスの面倒臭さ」
「妊娠や性病への恐怖」
…は、端折ることができるわけですから…ね?
口説くのが億劫になってきたら、
「カウンター席で
他の男性客や
店員さんと盛り上がること」
…だってできますし…。
さらに、なんでもありのここ“ハプバー”なる空間においては、
「童貞男子に
興味を示す女性」
…にも、(運が良ければ)出会えるやもしれません???