Vol.546 ハプバーでモテたいアナタは「謎めいたヒト」を演じよ!
原則として、他人の言動にはあまり興味を示さないタチのGジィさんではあるのですが、今日もナゼかそんなGジィさんのもとに、
こんな悩みを打ち明けてきた、とある中年男性がおりました。まあ、聞いてください!
身長168㎝の中肉中背、容姿は可もなく不可もなくで、
会話も苦手な私は、婚活パーティに行っても合コンに参加しても
まったく目立たず、なかなか次のステップに進めません。
こんな影の薄い私でも大人数のなかで
他のライバルたちを出し抜ける方法はあるんでしょうか?
(39歳・独身男性/コック)
はい、お答えしましょう!
容姿とフィジカルにこれといった特徴がなくとも、
「タンクトップに半ズボン」
…とか、もしくは
「全身ピンク」
…とかの服でキメりゃ、間違いなく目立つと思いますよ〜。
実際、ぼくは一度
「今すぐ来て!」
…と、急に呼ばれた合コンに、
「オールピンクの
タンクトップ&半パン」
…で参戦したことがありますから!
近所のコンビニに向かう途中、たまたま電話で連絡があったため、家に帰って着替えるのも面倒だったので、普段着(!)のまま直行したのです。
そのときは、さすがに「目立つ」を通り越して、
「変質者がいきなり
乱入してきたような目」
…で見られてしまい、女子は誰一人も近づいて来てはくれませんでしたけどね…(笑)。
そりゃあ現実問題として、相談者のようなちゃんとした職に就く人に、サンシャイン(池崎)風や
(林家)ペーパー師匠風のファッションが
「ハードル高すぎ!」
…なことぐらいは十分に承知しています。
ただ、ぼくは別にファッションで奇抜さを演じなくても、わりにどこに行っても目立っちゃったりするんですよ!
目立つから、一応どの女性も話しかけては来てくれる
──そのなかから
「ぼくがタイプな子」ではなく
「ぼくを受け入れてくれそうな子」
…を見極め、その彼女を一本釣りして、
また別の飲み会を開いてもらう…。
「成人した
イイ大人は
似た者同士でしか
つるまない」
…の法則で、ぼくと気が合う女性なら、その彼女が連れてくる友だちともかなりの高確率で気が合うわけです。
こうやって手駒を芋づる式に増やしていって…。
こうしたテクニックの積み重ねで
「まわりに女性がたくさんいる」
…という意味では、比較的不自由していません。
決して自慢するわけではないのだけれど、
(※ヤレるヤレないは抜きにして)
「一週間毎日
違う女性と
デートすることだって
数字上は可能」
…だったりします。
以上、身長も170㎝そこそこしかない、顔こそ少々濃いめだけれど、声もさほどデカくない…加えて、見た目の若さで
20代や30代前半の男子たちに混じってもさほど違和感のない、
アラカンのGジィさんがなぜ目立つことができるのか? わんさか女子が寄りついてくるのか?(※←超上から目線)
友人である某脳外科の先生は、
「人間は
自分の許容範囲を
超えているモノや
始めて出会うモノに
興味を示す習性がある」
…と言います。そして、
「まずは目立たなきゃ」
…という観点からすれば、ぼくの
「オールピンクの
タンクトップ&半パン作戦」
…はあながち間違っちゃいない…とも言います。
「突出した外見”で異性に接するのは、孔雀が翼を広げて求愛行動をしているようなものですから」(某脳外科の先生)
先生曰く、とりあえずGジィさんが
「どこか謎めいている」
…っていうのは確実にあると思う。
だって、私はGジィさんが朝起きて夜までどういう生活しているのか、さっぱり想像できないし…とのこと(笑)。
「脳科学的に説明すれば、人間は秘密めいているモノ、自分の許容範囲を超えているモノ、始めて出会うモノに興味を示す習性があるんです。おそらく、Gジィさんは『次を聞かせてほしい』的な相手の好奇心を掻き立てる磁力が強いんですよ。 “天性の才能” ってヤツです。『続きはウィキペディアで』みたいな?」(某脳外科の先生)
こういった「続きを知りたくなる欲求」、つまり「未完成・不完全なモノに対してより強い記憶や印象を持つ心理的現象」のことを、
専門用語では
「ツァィガルニック効果」
…と呼びます。
では、この「ツァィガルニック効果」を利用した「勿体付け」をするには、具体的にどんな方法があるのでしょう。
一つめのアドバイスは
「出会いの場で
相手と名刺交換するのを
やめてみること」
名刺って、あの一枚の紙切れのなかにすべての情報が詰まっているじゃないですか。
「のっけから
自分のバックボーンを
全部明かしちゃって
どーするの?」
…って理屈ですね。
「どこか謎めいているヒト」
…になるには、
「相手に極力正体を
掴ませない努力」
…を全身全霊かけて、しなければならないのです。
で、二つめのアドバイスは
「弾みかけている会話を
あえて強制終了
してしまうこと」
たとえば、金融系に強い職業のヒトなら、今流行りの
「仮想通貨」の話を振って、途中でスパッと
やめてしまう。そこから「ツァィガルニック効果」を応用して、
「相手に
自分への質問を
させるよう転じる」
…わけです。「仮想通貨」への食いつきが悪ければ、「映画」でも「グルメ」でも「下ネタ」なんでもかまわないから、
他のいろんな話題を振っていけばいい。
相手が食いついてきても、性急に自分の持ち札をすべて出し切ってしまったら、ただの「博学な人」止まりで、
「謎めき」は生まれないということです。そして、この
「無計画に自分の正体を
すべてさらけ出さず、
『どこか謎めいているヒト』
を演じよ!」
…という教えは、いくら「一期一会」「一夜限り」を
前提とするここ“ハプバー”でも、決して例外ではない鉄則なのです。