Vol.664 マーチにのって…
今日のコラムのタイトルは…
とくに、20世紀末に流行った
「カローラⅡにのって♪」
(by小沢健二)
…をパロったわけじゃ決してありません。
知ってます?
いや、若いアナタは
たぶん知らんでしょうね…(笑)?
ここでの「マーチ」とは…
日産自動車が販売する
クルマの「マーチ」のことではなく、
音楽の「マーチ」──
「行進曲」
(※おおむね複合三部形式で書かれ、中間部は下属調であることが多い。また、人の歩調に合わせる関係から2/4拍子や2/2拍子、
さらには3拍子の要素=三連符的な速度が入った
6/8拍子などの2拍子となる)
…のことであります。
そして、本日は…コッチの「マーチ」から
「共感性羞恥」
(※他人が恥ずかしい状況にあると、自分も同じように恥ずかしさや居たたまれなさを感じてしまう心理状態のこと)
…みたいなことについて書こうかと思います。
まあ、読んでみてください。
べつに、なーんの話題に、
なっているわけでもないんですけど…
とあるサブスク系チャンネルで、
たまたま見つけた
『戦場にかける橋』
…という映画を観ました。
すると、とても懐かしい──
あのあまりに有名なテーマ曲
「クワイ河マーチ」
…が(当たり前なんですが)流れておりました。
そして、ついついぼくは…
その「クワイ河マーチ」にのって、
「サル
エテコ(エテ公)
チンパンジ〜♪」
…と、無意識的におのずと口ずさんでいたのです。
Gジィさんが小学生だったころは、
誰もが一度は歌ったことがある
…に違いない(?)
「クワイ河マーチ用」の
「替え歌ソング」
…であります。
「なんか、元気が
溢れ出てくる歌詞だな」
…と原曲のメロディ・リズムとの抜群なフィット感に、
あらためて感動しちゃいました。
実際、コラムのネタがなかなか出てこなくて、
やむを得ず近所の喫茶店へと
アイデアを練りに向かったり、
勝率(?)が薄そうな時間帯に
“ハプバー”へと入店するときなんかは、
「サル・エテコ~♪」
…と小声で歌ってみて…
「チンパンジー♪」
…のところで
「脳内シンバル」
…を3連で叩いてみると…
歩き方が軍隊の行進調になって、
ちょっぴり前向きな気分になれるのです。
…が、同時にこういう奇行こそが、
他人に共感性羞恥的な
尿道がキュッと閉まってしまうかのごとくの、
なんとも言えない感情を
促してしまうのではないか…
とも思いました。
ところでこの替え歌…
いったいどの世代までに通用するのでしょう。
とりあえず、30代後半の某女子は、
「小学校の運動会で
聴いたことある~!」
…とは、(一応)言ってくださりました。
ここらあたりがギリギリの
「セーフティライン」
…なんでしょーかね(笑)?
あと、JR恵比寿駅で
発車コールとして流れる
「エビスビールのCM」
…のメロディを聴いたら、そのたびごとに
「指揮者」
…のように空タクトを振ってしまい、
曲が終わると同時に
「止め!」
…のポーズを取ってしまうGジィさんがいます。
いつも、誰かに見られてたら恥ずかしいな…
と、ビクビクしてしまうのですが、
やらずにはいられないのです。
これもまた、共感性羞恥を
周囲にいる人たちに
換気させる仕草なのかもしれません???