Vol.739 ハプバーで捻り出した「日常名言」
事件度の大小にかかわらず…
なにか自分の身に起きるごとにすぐ
「格言をつくってしまう癖」
…が、ぼくにはあります。
これはもしかすると…
定期的に公(おおやけ)に向けて
コラムなどを書いている人間特有の
「職業柄」
…なのかもしれませんし、
あるいは、誰もが無意識に近い状態で
普通にこなしている、
「リセット作業」
…のようなものの一環なのかもしれません。
なんにしろ、それらが…
明文化してみれば
ついつい紅潮してしまうくらいの
「くだらない内容」
…であることがおおよそでありましょう。
たとえば、今日ふと思いついた格言は
こんな感じでありました。
「代々木駅は
意外と人が…
たくさん降りる」
──山手線で渋谷駅から新宿駅に
向かっていたときのことであります。
そのときの山手線の車両内は
足の置き場を変えるのが困難なくらいに
混雑していました。
で、電車が代々木駅に近づいたころ…
「あ〜あ…まだ一駅
このギュウギュウ詰め状態を
我慢しなきゃならないのか…」
…と、ぼくは内心ため息をついておりました。
ところが、
代々木駅でドアが開くと…あきらかに
「車両内人口密度」
…が1割ほどではありますが、
ガクンと減ったのです。
「新宿駅ではなく代々木駅で
総武線に乗り換える人が
ラッシュ時には少なからずいる」
…という事実を
はじめて知った瞬間でありました。
ここ“ハプバー”でも
こんなことがありました。
カウンター席で “待機” しているとき、
来店を告げるインターフォンが
店内に鳴り響くと…
どんなに会話が盛り上がっている
真っ最中であっても、
男子客の視線がいっせいに
エントランスへと集中する…
しかも、入ってきた新規客が
男性であれば…まるで
「ガクン!」
…って音が聞こえてくるかのごとく
“待機中” の男性客全員が露骨に
肩を落とす──
「ハプバーで
インターフォンが鳴れば
必ず男性客の視線が集中し…
その新規客が男性であれば、
店内に大きなため息がこだまする」
…という格言がここに生まれたのです。
コイツは“ハプバー”マニアからすれば
あまりに当たり前な…
「常識中の常識」
…なのかもしれませんね(笑)。
じゃあ、こーいう格言はどうでしょう?
「ハプバー店内で
女性客に手当たり次第、
声を掛けまくる
フレンドリーな男性客は…
なぜか面白Tシャツを
着ている率が高い?」
とある有名作家さんの
「キャラクターTシャツ」
…だとか、筆文字で
「一期一会」
…と、中央にドカンと
描いてあるTシャツだとか…?
ただ単に…
「たまたま
強烈なプリントの
Tシャツを着た
テンション高めな男性客に
連続して出会っただけ」
…という可能性も捨てきれませんけど…
「フレンドリーとインパクト」
…って、 “ハプバー” じゃ
かなり重要じゃないですか!
戦略としては間違っちゃいないと思います。
いずれにせよ、
「それ以上でも
以下でもない格言」
…ってヤツは…
くだらなくはあっても、時に
「ちょっとした名言」
…にもなりうるのではあるまいか?
あるまいな……(笑)。