Vol.12 男と女の相性
「一夜かぎりの出会い」が多いハプバーでも、男女の相性ってやつはそれなりに重要になってきます。
そんなわけで今日は、先日見つけた、とある恋愛サイトにあった「相手との相性がいいと感じるのは、どういうとき?」みたいなことを書いている記事から、とりあえずはその「5パターン」を以下に紹介しつつ、ひとつ一つにぼくなりの“採点”を下してみました。(※満点は100点)
(1) 笑いのツボが同じだったとき[65点]
「笑い」とは、極論すれば「常態のなかにある特異点を発見した瞬間に起きる感情表現の一種」です。さらに、その「点」を「特異」だと認知する感性は当然のこと、人それぞれであり、ここの線引きが似通っている男女は、お互いがそれなりに(よく言われるところの)「フィーリングが合う」と認定してかまわないのではないでしょうか?
(2) 映画や音楽の趣味が近かったとき[45点]
初めて出会った相手と、音楽や映画…あるいは「趣味」の傾向が近かった場合、(ぼくだと相手が「野球好き」だったりしたら)たしかに会話はとても盛り上がります。「この子と付き合ったら楽しいかも」みたいな想いがついよぎってしまうことだって少なからずあったりも…。でも、ぼくはじつのところ、そこらへんの“合致”に過大な信頼を置くことには、いささかの危険を感じてやみません。「しょっぱなから盛り上がりすぎた会話」の影に隠れた「合わない部分」を見落としてしまうことだってなくはないのです。
(3) 無言が気にならないことに気づいたとき[75点]
男女とは長く付き合えば付き合うほど、おのずと「無言」の時間も比例的に長くなっていきます。ゆえに、その“空虚”をストレスなく共有できるかどうかは「相性」という面で、けっこうなポイントとなってくることに間違いはありません。ただし、ぼくの経験から言わせてもらえば、「無言の過ごし方」は“二人の時間”が増えるほどに、ある程度の“学習”を積み重ねることもできるので、早急のジャッジはもったいないような気もします。
(4) 食の好みが一致したとき[60点]
これを「わりと大事」とするヒトは案外多い印象がありますけど、同時に「食の好み」とは意外に変わりやすい嗜好の一つであることも忘れてはいけません。つまり、長く付き合えば付き合うほど「お互いの妥協点」を見いだし、そこに向かって微修正を試み合うことだって、十分に可能となるのです。
(5) 嫌いなものが一緒だったとき[90点]
「好きなもの」より「嫌いなもの」のほうが、むしろ男女の相性には“不可欠な一致”だとぼくは思います。「好きなもの」を我慢するのはわりと可能ですが、生理的に「嫌いなもの」を我慢するのは不可能なのですから…。
以上を鑑みながら、次は「男女の相性」において重要なキーワードとなる3つの「○○○感」を、ぼくなりに提唱してみましょう。
・清潔度感
・モラル感
・リズム感
生理的な好き嫌いを測るのにもっとも手っ取り早いのが「清潔“度”感」、すなわち「清潔の度合い」です。
極論、潔癖症のヒトが適度な不潔への耐性が強いヒトと付き合うのは100%無理!
あと、「モラル感」はそのヒトが生まれ育った環境から培ってきた“絶対値”ゆえ、その線引きを高くも低くも“矯正”するのは、果てしなく困難だと言えます。
そして、最後は「リズム感」。たとえば、相槌のリズムがタイトにハマる相手と話していたら、たとえ内容がどんなに噛み合っていなくても、心地よい関係を築いていけるということなのです。