Vol.76 「出会いがない」という愚痴について
「出会いがない」
…という愚痴がお約束になっているあなたは、実際のところ、本当に出会いがないわけじゃない、正確な表現をすれば
「自分のお眼鏡にかなう相手との出会いがないだけ」
…なのではないでしょうか。
まずは
「恋愛対象となる相手は、身近にもたくさんいる」
…と自覚することが大切。そして動くべき! 魚を釣りたいのに、自宅で釣り番組ばかり観ていてどうするんですか? それじゃあ、いつまでたっても釣れるわけありません! とりあえず、針を落とすだけで魚が入れ食いしてくる釣り堀でもいいから行かなきゃ。現状が上手く回っていないなら、どこかで自分の意識と行動を変えるべきなのです。
もし「出会いがない」と本気で嘆くのであれば、生活習慣を見直すことからはじめてみては?
「いつも利用している電車の時間をズラしてみる」
…とか
「一週間昼食がお弁当なんだったら、たまには外に出て食べてみる」
とか…些細なことからでも全然OK。まずは身近なところから「ルーティンを崩すこと」にチャレンジしてみましょう。
わりと真剣な話、“ハプバー”に行ってみるのも一つの手だと思います。「ハプバーってどんなとこなんだろ?」と興味津々なのに、自宅で「ハプバー」とネット検索ばっかしていて、どーするんですか!? とりあえずは行って、針を落とさないと!
あらためて問いましょう。たとえば、女性であるあなた──あなたには本当に出会いがありませんか? 心のどこかで
「運命の出会い=白馬の王子様」
…を待ち望んではいませんか? 街中で落としたハンカチをイケメンが拾ってくれたり、夜道で暴漢に襲われてイケメンが助けてくれたり…。いわば、シンデレラ的他力本願な発想ですね。
しかし、よ〜く考えてみてください。シンデレラだって、結局は舞踏会に行った、行動に出たからハッピーエンドになったわけじゃないですか!
仮にちょっとでも気になる男性が現れたら、「待ち」の姿勢をやめて「提供」すること。出会ったら「告白されるのを待つ」のではなく「告白する」。シンデレラパターンなんてほとんどない。理想の異性と出会える確率は
0.0000034%
…しかないんですから。
この数字は、なにも出まかせで適当に並べたものではなく、ロンドンの大学院生がドレイクの方程式(※地球人と出会う可能性がある地球外文明の数を推測する方程式のこと)を応用して、導き出したもの。0が多すぎて(笑)あまりピンと来ないでしょうけど、わかりやすく比較対象を挙げると「銀河系で知的生命体を発見する確率のわずか100倍程度」でしかないわけで、したがって「王子様降臨」は、おとぎ話レベルの妄想でしかないという事実を、どうか忘れないでもらいたいんです。
コレってですね…“ハプバー”での出会いにおいても、言えてることなんですよ。ぶっちゃけ申しまして、横浜流星だとかディーン・フジオカだとか嵐の誰かだとかアランドロンだとか…みたいなイケメンとはそう簡単に出会えるはずなんてないんです。だから、生理的に受け入れることができなくて、絶望的に会話が噛み合わない相手でもないかぎり、とりあえず食(しょく)してみるのもアリ…なのかもしれませんよ(笑)。