Vol.94 ハプバーでの会話で敬語をくずすタイミング
“ハプバー”で初めて知り合った相手に、
「ねえちゃん(にいちゃん)、
見るからにむっちゃエロそうやな〜!」
…などと、いきなり関西弁混じりの馴れ馴れしいタメ語で接するのは考えものですが、いくら初対面だから…といっても、あまりに堅苦しい敬語を連発的に多用続けるのも、それはそれでまた考えものだったりします。
そう! 原則として「何度か会って、お話ししながらじっくり交流を深めていく」みたいな“長期戦”には向いていない“ハプバー”においては、比較的早い段階で「敬語をくずして、フランクな空気を演出する」必要があるのではないでしょうか。
そういった「敬語→タメ語」への移行を、事も無く簡単にさりげなく実践できる、先天的な才能に恵まれた“コミュニケーション達者”なヒトたちは、たしかに少なからず実在します。しかし、職場をはじめとするビジネス上での日々のやりとりのなか、どうしても生じてしまう上下関係に縛られ、プライベートにいたっても「敬語をくずすタイミング」を図りかねてしまう…と悩んでいるヒトも、案外多い…ハズ?
…と、ここでは「案外多い」と決めつけて(笑)、今日はぼくの友人である「コミュニケーション評論家」として活躍する女性から教えてもらった「敬語のくずし方」を伝授いたしましょう!
彼女曰く、たとえば、相手の会話に以下のような傾向が出はじめたときが、敬語をくずす絶好のタイミング…なんだとか。
・発言している時間が長くなる
・言葉が重なる
・特定の単語が何度も出てくる
・関連した単語も増える
・主観的な発言が増える
・語尾に「よ」や「よね」がつく
・ユーモアを感じさせる発言が見られるようになる
・声が大きくなる
・話すスピードが速くなる
そんなときにこそ、すかさず
「◯◯さんがお勧めのお店、今度行ってみよう」(ひとり言を交ぜる)
「◯◯さんは、お酒は何を…」(文末を省略する)
「休み(休暇)はカレンダー(暦)通りですか…?」(漢字熟語を減らす)
「うわ、暑いっ! 外はまだ夏ですね」(リアクションでくずす)
…といったテクニックを駆使しつつ、じわじわと敬語率を減らしていくのがよろしい…とのこと。
“ハプバー”だけにかぎらず、もし、あなたの身近に「どこで敬語をくずすべきかを図りなねている相手」がいるなら、ぜひ今日からでもすぐ↑をお試しいただきたい…と、ぼくは心底から思う。
なぜ、「心底から〜」なんて切実なひと言を付け加えてまで、あえて「お試し」を促しているのかと申せば、じつのところぼくは、もう20年近くの付き合いが続いている友人であるにもかかわらず、その彼の名前から「〜さん」の敬称を取るタイミングを見失ってしまい、いまだ呼び捨てできないままという、苦い実体験が、まさに“現在進行形”なんですよ〜。
コレって、案外キツいですから! なので、皆さまにはぼくと同じ失敗を繰り返してほしくない…からこその「心底からお試しいただきたい」なのであります。以上!