Vol.104 ダイエットについて(前編)
今回は「ダイエット」について、また少々長めの原稿を書こうと思います。
「ダイエット」は世代と性別を問わない、ほぼ100%の“現代人”が大なり小なりの興味をそそられる、モチロンここ“ハプバー”でも
会話のネタとして引っ張り出してくるにはとても安定感の高いテーマです。
同時に、世に出まわる星の数ほど存在するダイエット術の大半は「100%正解!」とジャッジするのが困難で、たとえば、なにかの健康系のテレビバラエティ番組で「トマトジュースがダイエットに良い」と紹介された次の日にはスーパーのトマトジュースの棚があっという間に品切れとなったものの、「飲む“だけ”でダイエット効果を出すには一日途方もない量を飲まなければならない」との反論とともに一気に沈静化したり…。
あと、「ビヨンセやアンジェリーナ・ジョリーをはじめとする海外セレブのあいだで大流行」「たった3日間で2キロ痩せる!」…などの触れ込みで一時期話題になった「レモネードダイエット」は、「レモネードを飲む前に小さじ2杯の天然塩を入れたミネラルウォーターを1リットル飲まねばならない」ということで「そんなん、ダイエット以前に身体壊してしまうやん!」と、ネット上で大炎上してしまいました。
かくなるぼくも、一昔前は
「風邪をひいて咳をゴホゴホしまくっていたら、食欲もないし腹筋も酷使するから腰回りがスッキリした」
…だの、
「1週間に5回コンスタントにエッチしてたら、おのずとお腹もバキバキに割れてくる」
…だのといった武勇伝を添えながら、「咳ダイエット」や「セックスダイエット」を飲みの席あたりで酔いに任せて吹聴していたり…。今から考えれば、信頼度は1%にも満たない、インチキな香りのみがただよう、しかもこのコロナ禍においては不謹慎でさえある暴言だった…と、にわか反省しております(笑)。
しかしながら、先にも申したとおり「世に出まわる星の数ほど存在するダイエット術の大半が100%正解なのは稀」ゆえ、「ダイエット」のキーワードには胡散臭さがつきまとうのが常であり、逆に言えば、だからこそダイエットについてあれこれと語り合うのは“楽しくて飽きない”のかもしれません。
そう! 過剰に信用しすぎず、あくまで
「ふう〜ん…いろんなダイエット術が
あるもんだ。面白いね」
…くらいの解釈で、それが簡単にチャレンジできる類(たぐい)で、あきらかに健康に支障をきたさないレベルなら、
軽くためしてみればいいだけなのです。
…と、そんなわけで「あくまで俗説」程度の四方山話でとどめておくことを前提とし、でも「咳ダイエット」や「セックスダイエット」よりは、ほんのちょっぴりリアリティが滲み出るダイエット術を、次回はいくつか紹介してみましょう。
(※中編へ続く)