Vol.134 「20代女性」にこだわる中(高)年男のイタさについて
結婚相談所に入会して、お見合い相手の希望年齢に
「25歳」と記入する50代の男性は一人や二人ではなく、けっこうな割合で実在する──そんなことが書かれた記事を、とある経済系のニュースサイトが配信しており、同記事ではこうした実状と背景を以下のように分析していました。
・自分がかつて一番結婚願望が強かった20代のころの“理想の女性像”がアップデートできていない…のかも?
・実際、「男は年をとると“理想の女性”の年齢がどんどん若くなる」と語る男性も多い。
・↑のような男性は、総じて「自分が魅力的であれば、女性の年齢は関係ない」との持論がある。
・「20代女性」にこだわる50代の婚活男性は、仮にスペックや経験値が高くても、経済の話題…など年相応の会話ができなかったりする。
・↑の理由は、普段おそらく若い女性ばかりと会っているので、なにを話していいのかわからないから?
・彼らのようなタイプは、得てして経済的には裕福で、若いキャバ嬢やパパ活女性にはモテてきた“成功体験”が拭えないため、“おねだり”してこない女性(=真剣に婚活をしている女性)には物足りなさを感じてしまう。
・「女性は若ければいい、美しければいい、スタイルが良ければいい…」と、女性をアクセサリー感覚で捉える、男性優位な“昭和の価値観”に縛られがち。
・↑のようなタイプの男性は、根底に「女性は結婚したら家の中にいるべき」といった主張を持つ。
“ハプバー”でもわりといますよね、たぶん? 女性の若さにやおらこだわる男性って…。それは非常にリスキーな発想だと思いました…なんてことを申したら、これまで数々の15歳や20歳や30歳近く年下の女性と交際をしてきた、還暦を来年に迎えたぼくの恋愛遍歴を知る友人・知人からすれば、
「オマエが言うなよ!」
……と、ツッコみたくもなるでしょう。
しかし、ぼくは別に女性の年齢にこだわっているわけでは決してありません。前出のような男性はだいたいが「いやいや、僕は年齢で女性を見ていませんよ」と答える…とも同記事はチクリ指摘していましたが(笑)、年の差が激しければ激しいほど、トピックスとしては際立つだけで、じつのところ私が懇意にしている女性は今年59歳という実年齢に相応な40代〜50代の女性のほうが圧倒的に高い比率を占めているのです。
そして、自慢じゃないけど、そもそも第一にぼくは
経済的にまったく裕福ではありません。だから、20代の女性と付き合う場合でも、同世代の女性と付き合う場合でも「奢るときは奢るし、奢られるときは喜んで奢ってもらうし、ワリカンを提示されたらあっさりワリカンにする」というスタンスは変わりません。
「20代女性と付き合えば
“世代間のギャップ”といった
“未知への感動”を、
同世代女性と付き合えば
“世代の共有”といった
“既知への安堵”を…」
…と、単に得られるものが異なるだけで、“対等な関係”のキープは、ぼくにとって絶対に不可欠なのであります。
もし仮に、ここ『アグリーアブル』で、たまたまとなりに座った女性から
「いくつくらいの女性がお好みですか?」
…と問われれば、ぼくは躊躇なく
「希望年齢なんて
あるはずないじゃないですか!」
…と答えるでしょう。相手の年齢を制限することで、せっかくの“出会いのチャンス”を大幅に狭める行為は愚の骨頂以外の何物でもありません。そこらへんのことは、また次回に詳しく述べさせていただきます。