Vol.206 白マスク至上主義者の言い分
今日これからぼくがここで語る話は、あくまで個人の主観であって、もしかすると、コイツはむしろ少数派──偏った意見なのかもしれない…と、まず最初にお断りを入れておきます。
タレントの中居正広さんが、自身がメインMCを務める某ラジオで、マスクに対する持論を述べており、そのおおよその内容は以下のようなものでありました。
リスナーから
「白以外のマスクをしますか?」
…と質問された中居さんは
「ないですね!」
…ときっぱり。その理由は二つで、
一つは「黒やグレーなどのマスクをすると“ファッションの一部”という認識になるため、洋服とちょっと合わせよう…と、コーディネートなんかを考えてしまい、めんどうくさいアイテムになってしまうから」で、もう一つは「やっぱ白じゃない人は、ちょっとやっぱ警戒するし、(自分が黒色とかをするのは)恥ずかしいから」
……なのだと言います。さらに、中居さんは冒頭のぼく同様、
「(あくまで)中居(個人)の感想」
…と「お断りを入れた」うえで、こう続けました。
「タレントでも黒マスク愛用者はけっこう多いけど、『あっ!? 意外と黒なんだ』って人もいる。ま、いいんだけど『黒(マスク)はしてほしくなかったなぁ』って人もいるよね(笑)。(少なくとも)僕はこの後も(黒マスクを)する勇気もないし…」
最近、全国的に「新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置」が解除されたなかでも、日本では公の場で
マスクを着用していない人を見かけることは滅多にありません。そんな「マスク生活」が始まってから、もはや2年が経ち、当然のこと、この2年間で我々がマスクに抱くイメージもガラッと変わりました。
たとえば、まだ「コロナ禍以前」だった3年ほど前、ぼくは某メディアで、
「福山雅治が着けると
黒マスクも
カッコいいことが判明した」
…のをきっかけに、
「これ以上、黒マスクが
流通したら嫌だなぁ」
…みたいなことを懸念しておりました。当時は、黒マスク男子が、半グレチックなおっかないアンちゃんっぽく(ぼくには)見えてしまい、コンビニでうしろに並ばれただけでもビビるほど、すごく怖くてたまらなかったのだけれど、令和4年の3月時点でこーいうことを言ったら、街中を練り歩く男女の下手すりゃ半分くらいが
半グレ状態になってしまいます(笑)。
皮肉なプロセス(?)ではあるものの、新型コロナによって「黒マスク」は完ペキに市民権を得たわけで、女子が着けるピンクや肌色のマスクなんかは「可愛らしい」とさえ思えてもくる…。
ただ、ぼくは今でも「白マスク一辺倒」派であります。
なんで、こうも頑なに「白」にこだわり続けているのか、正直なところ自分でもよくわかりませんでした。でも、中居さんの「個人的な感想」を聞いて、ようやくすっと落ちた。そう!
「マスクをファッションの一環として
自身のファッションやキャラに
コーデするのが億劫」
…だったのです。
ぼくにとってのマスクは「ウイルス予防」のためのアイテム以外の何物でもなく、本来は人一倍マスク(の着用が)嫌いな私としては、一刻も早くコロナが終息してマスクから解放される日が来るのを心から待ち望んでいる…。したがって、それまでは自分の脳内で
「マスク=
非日常的な災害グッズ→
機能のみでチョイスして
見栄えはシカトする」
…といった感覚をキープしておきたいのであります。繰り返しますが、コイツはあくまでぼく個人の“主観”であって、このロジックを親愛なる読者の皆々さま方に押しつける気はまったくございませんm(__)m