Vol.237 「料理男子」はモテない!?
とある女性向け情報サイトが、
『料理男子面倒くせぇ!
実は非モテ?』
…なるタイトルの記事を配信しておりました。
コロナ禍における「不要不急な外出自粛」の影響から、ここ数年ますます増加傾向にあると言われている「料理男子」──ここ“ハプバー”でも自己紹介代わりに「料理上手」を自慢する男子をたまに見かけます。
で、当然のこと「美味しい料理をつくってくれる夫や彼氏」は女性にとってもさぞかしありがたい存在…なのかと思いきや!? 実際のところ、料理男子をパートナーに持つ女性たちは「面倒だな…」と感じる瞬間もある……だそう。同記事によると、そのマイナスポイントは以下の4つ!
(1)疲れているのに細かいところにこだわる
料理男子の特徴は、料理を芸術のように思っていること。そのため、温度や調味料、薬味、調理器具、お皿などにこだわりまくり、しかも妻や彼女が料理するときも、同様のこだわりを求めてくる。疲れているときは、かなりウザい。
(2)後片付けをしない
料理男子は、料理はしても後片付けをしない人が多い。後片付けをしないから、流しはいろんな調理器具で溢れ、揚げ物類などキッチンが汚れやすい厄介なレシピにも平気でチャレンジしてしまう。
(3)レトルトを食べない
料理男子はレトルト食品を「邪道」と決めつける傾向がある。
(4)テーブルで味を変えられる
料理男子は、そのおこだわりの強さゆえ、せっかく妻や彼女が“完成形”としてつくった料理をも、自分の舌に合うようにさまざまな調味料を加えて味変させてしまう。
う〜ん、なかなかに耳の痛い指摘…なのかもしれません。ぼくも50歳を越えたあたりからいきなり料理に目覚めた、
もはや(約)10年の歴を誇る、れっきとした「料理男子」の一人なんですが、ぼくは料理以上に洗い物が好きなので、少なくとも自分で料理したときは、必ず後片付けも引き受ける。長年の経験から、料理をしながら使用済みの調理器具を洗うという知恵も得たので、まず(2)は大丈夫? 時間がないときや疲れているときはレトルトカレーやインスタントラーメンや冷凍食品も全然食べますから、(3)もクリア!
料理男子初心者のころは、たしかに(1)のように「こだわりすぎ」なきらいもありました。しかし、10年もやっていると、おのずと「それなりに映える料理を手抜きでつくるテクニック」や「凝ってつくる日とサボりながらつくる日の見極め」が身についてしまうもの…。たとえば「キンキのアクアパッツァ」──コレって一見ゴージャスっぽいけど、じつはむっちゃ簡単なんですよ。近所にある魚屋で格安のキンキを買ってきて、ペットボトルの蓋で鱗を取ってから、そのままアサリなりムール貝と一緒にトマトやパプリカなどの野菜をブチ込んで、水と白ワインで煮たらいいだけですから!
あと、ぼくの得意レシピである「湯豆腐」なんかは、まさにお湯に昆布と切った豆腐を入れるだけだし、
「中華丼」も「キーマカレー」も一つのフライパンでできる簡単料理だし…特別なこだわりなんてなくても安定的に美味しくつくれちゃう。必要とあらば味の素もガンガン投入します。逆に不味くつくるほうがむずかしい。
一番ヤバいのは(4)の「テーブルでの味変」! けっこうヤッちゃいがちなんですよね…(笑)。料理男子になる以前から、ぼくはなんでもかんでもとにかくレモンとコショウをかけちゃうヒトだったので、スキあらばどんな料理にでも瓶入りのレモン果汁とテーブルコショウをパッパッと加えてしまう。そして、その悪癖(?)を一度、料理をつくってくれた女性から叱られたことがあります。
「せっかくこっちは
完ペキな味付けで
出してるつもりのに
失礼じゃない!?」
…と。そりゃそうだ! パートナーの舌に自分の舌を微調整する努力は、料理男子であろうとなかろうと、その関係性を良好に維持するための欠かせない思いやりなのではないでしょうか。ここ“ハプバー”での教訓へと強引に言い換えるなら、
「パートナーの性癖に
自分の性癖を微調整する努力」
……ってとこでしょうか(笑)?