Vol.274 「星野源=普通の外見」説について
イマドキの適齢期の未婚女性の多くは、婚活の相談をする際、その想いが切実であればあるほど、
「見た目は
普通の人でいいです」
…っていう風におっしゃる…らしい。
そして、「普通の男性の見た目」の実例としては、歌手兼俳優の
星野源さんがもっとも多く挙げられる…らしい。
「星野源さんのような見た目で十分です」
「星野源さんみたいな見た目でいいです」
…エトセトラetc.…。
ところが! いっぽうで「普通の男性像」の「見た目」部門が「星野源」となっていることに打ちひしがれる男性も少なくは
ない…のだそう。
「星野源で『普通の男性』はヤバすぎだろ」
「星野源が普通の男性なら俺は自害するしかない」
…エトセトラetc.…。
たしかに、「見た目」だけに限定するなら、星野源さんはどう贔屓目に捉えても「普通」の枠にざっくりとカテゴライズされる…と、ぼくは思います。仮に、加入している生命保険会社から「今度、私の代わりに担当となる○○です」と星野さんを紹介されたとしたら…ぼくの第一印象は、やっぱ
「普通のアンちゃんだなぁ」
…でしょう。ただ、第二印象では
「このヒト…なに考えてるのか
イマイチ読めねえなぁ」
…といった、ある種の不気味さが加わる…気もします。
圧倒的なイケメンばかりがシノギを削り合う、仮にイケメンじゃなくても、容姿的になにか一クセなければ生き残っていくのはなかなかにむずかしい芸能界において、星野源さんの
「見た目の普通さ」は
意外と「普通じゃない」
…けっこう稀なケースなのかもしれません。
でも、その「普通さ」のなかに「清潔感」…あと、
「演技に音楽に…と、
あらゆる分野で発揮される
溢れんばかりの才能」
「むっちゃ稼いでいそう」
「あのガッキーを射止めた男」
…だとかの「実績」がプラスされ、なんとなくの
タダモノじゃない感
…が滲み出てくるのです。
ここ“ハプバー”においても、こういう容姿の男性って…
けっこう強いです。
もちろん、短い会話でその実績がすべて明かされることはないでしょう。しかし、実績に裏付けられた「自信」ってヤツは、容姿の造形が凡庸であればあるほど、不思議なことにいっそう
際立ってくるもの──逆に、イケメンはその優れた容姿がときにアダとなり、
「性格悪そう」
「頭悪そう」
「早そう」
「小さそう」
「セックス下手そう」
…みたいなレッテルを貼られ、そのわりと強靭な
「やっかみ含みの先入観」
…を払拭するため、いらん努力をせねばならなかったりするのです。
ご愁傷様でした(笑)。