Vol.288 ファーストキッス - ハプニングバー

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.288 ファーストキッス

とある恋愛特集記事で、

 

「あなたのファーストキス

何歳でしたか?」

 

…という、今さらだけど…意外に胸キュンなアンケート調査の

結果を目にしたことがあります。

 

平均年齢は

 

男性:16.2
女性:16.5

 

…で、15歳〜20くらいのボリュームが全体的に高く、

 

高校から大学時代に

「済ませちゃう」ことが多い

 

…みたいな分析がなされておりました。

 

この数字が、はたして早いのか? 遅いのか? そこらへんのジャッジは個々によって賛否分かれるところでしょうが、

平均値が高校1年〜2年生あたりっていうのは、昭和30年代生まれのぼくからすれば、

 

いささか早すぎではないか(怒)!?

 

…との印象を受けました。

 

ちなみに、誰も聞きたくはないでしょうけど、ぼくのファーストキッス初体験は18──予備校生時代でした。

 

浪人中なのに

なに浮かれたことを!

 

…とツッコまれてしまえば返す言葉もありませんが(笑)、高校時代は山奥にある男子校まで送迎バスで連行される軟禁状態のなか、

しょうがないから部活の硬式テニスに専念するしかなかったような生活を強いられてきたぼくにとっては、予備校とはいえ

 

「(わずかながらでも)女子がいる」

 

…という環境は、

まさに3年遅れの青春真っ只中であったのです。

 

(予備校の)同じクラスになった女子と、私の部屋で一緒に勉強することに…。昼の授業が終わってから自宅に直行。妹は部活で、両親は共に働きに出ていて、18時までは誰も帰ってこない…。

4時間のフリータイム。勉強机で横並びで座っていたのが、16時ごろ、お約束かのごとくベッドの上に平行移動

一気に雪崩れ込んで、あとはもう無我夢中…。

 

もちろん、よく慣用句的に使用される

 

「レモンの味」

 

…は1ミリたりもしませんでした。けれど、尋常じゃないほどに「唇」というパーツが柔らかかったのを今でも鮮烈に覚えています。

 

共学高校出身の彼女は、

どうやらぼくが「初」ではなかった様子で、舌を挿入すべきか否かを迷って頑なに閉じている

ぼくの唇を、舌をドリル状にメタモルフォーゼさせ、こじ開けてきました。

 

まるで生きたまんまのかたつむりをいじめっ子に無理やり口へ放り込まれたような感覚でした。勢いにかまけて彼女のシャツのボタンを外そうとすると、

 

「大学に合格するまではダメ…」

 

…と、やんわりかわされて、この日を境に二人の関係は

フェイドアウト…。ソレ以上の初体験を、彼女以外の女性と果たすのは、無事大学に入学した1年後の話でありました。

 

ファーストキッスの甘美な記憶を新たに脳内へと刻まれて以来、ぼくはしばらく勉強がまったく手につきません。寝ても覚めても、そのときの未知の触感が忘れられなくて、ただ悶々するばかり…。

 

ちまたの男女たちは、こうも

 

衝撃的で官能的かつ

形而上的な体験を

本当に高校2年で

済ましているのか!?

 

…と、ついついやっかんでさえしてしまいます。

 

ぼくが推測するに皆さんがおっしゃる「ファーストキス」は、

もしかすると「フレンチキス」、すなわち唇を重ね合わせておしまいなケースも含まれているのではないでしょうか? そんなのは子どものおままごとでしかありません!

 

「大人のキッス=ベロチュー」

 

すなわち「ディープキス」まで到達してこそ、はじめて

 

「ファーストキスを終えた」

 

…と公言することができるのだ…としても、ぼくの初体験年齢は変わらないんですけどね(笑)。

 

ちなみに、ここ“ハプバー”でもキスを軽視する層は一定数実在しますが、そういうアナタたちは

 

「キスこそエッチの上手なれ」

 

……という格言を肝に銘じながら、あの「ファーストキッス」の感動を今一度想い出し、事に向き合ってもらいたいものです。