とある一般女性がツイッターで、

 

男の人が煙草吸ってる姿が好きなんだけど特に好きなのが、困ってる時（瓶の蓋開かないとか）に「貸して」って言って指に挟んだ煙草を口に咥えて両手で作業する時のちゅんと尖った唇と眉間に寄った皺と、「ん」って返してくれる時に口元の煙草をまた指で挟む仕草です。

 

 …と、つぶやいたのをきっかけとし、同投稿に対して、

 

「めっちゃわかります！　煙草苦手だけど、吸ってる姿かっこいいな〜と思っちゃいます」

 

「マナーも含めて、カッコよく吸える男は魅力増すと思うわ」

 

「タバコ死ぬほど嫌いなのにタバコ吸ってる姿は好きなんよね」

 

…ほか、女性から共感の声が多く寄せられておりました。

 

いや〜ぁ、けっこう衝撃的でしたね。

 

ぼくはいまだ現役のスモーカーなのですが、（※ここ『アグリーアブル』も例外ではなく）日に日に喫煙に向けられる風当たりは強くなるいっぽうで、この数年は喫煙者である自分を

 

「ああ、スモーカーでよかったな…」

 

…と実感できたことは一寸たりともありません。

 

とくに、対女性にいたっては

 

一本吸うごとに

1点ずつビハインドが

加算されていく

 

…ような懸念にさえおそわれてしまいます。もちろん、仮にぼくが好意を抱いている女性がスモーカーならば大きなアドバンテージになるのだけれど、少なくともぼくの周囲には、もはや喫煙する女性はほとんどいません。したがって、

 

「煙たい」

「体臭臭い」

「口臭も臭い」

「匂いが残る、さらには移る」

「歯が黄ばむ」

 

…etc.といったマイナス要素だけが際立ち、相手にプレゼンできる「タバコのプラス要素」が一つも見出せないのです。

 

一応

 

「タバコ吸ってもいい？」

 

…とお断りを入れると、たいがいは

 

「全然OK！」

 

…と寛大な返事はいただけるものの、本音としては

 

「願わくば吸わないでほしい」

 

…なんだろうな、とばかり思い込んでいました。

 
なのに！　

 

カッコイイんか!?　

男がタバコ吸ってるとこって？？？　

 

たしかに、20年近く前のころは、そういう風潮もなくはなかった。『Hot-Dog PRESS』あたりでは

 

「女子にモテるタバコの持ち方」

 

だとか

 

「クルマをバックさせるとき、

咥えタバコで後方を向きながら

ハンドルを片手で回せば

女子はイチコロ！」

 

だとか…そんな企画や訓示がバンバン掲載されていた記憶もあります。こんな古（いにしえ）のレトロなカルチャーが、

この令和の時代でも根強く生きながらえているなんて!?　

おったまげーション！（←超死語）

 

ただし、冒頭に紹介したツイートには残念ながら続きがあります。

 

「綾野剛で再生してくれ！」

 

そう。タバコ吸ってりゃ誰でもいいわけじゃない──

あくまでイケメン限定！

 

さらには、たぶん…イケメンのなかにも「NG」とされるヒトは少なからず実在するような気がしなくもありません。

 

綾野剛　◎

小栗旬　△

ディーンフジオカ　×

 

…みたいな（笑）？　

 

ちなみに、ぼくは

 

「パチンコ屋で咥え煙草しながら

激アツを何度もハズしまくり、

不機嫌そうな表情で

プッシュボタンを

ガシガシ押しまくっている」

 

…というシチュエーションが日本で一番似合う役者こそが綾野剛さんだと前々からにらんでおりました。そして、もちろん！　スモーカーのぼくからすると……これは最大の褒め言葉だったりするのです。