Vol.331 ハプバーでの年齢詐称はアリかナシか?
とある女性向けの恋愛系ネットメディアが、
「マッチングアプリで
知り合ったあり得ない男」
…の「vol.1」として、
「マッチングした男性と
待ち合わせしたら、
60歳越えの
“おじいさん”がやって来た」
…というエピソードを紹介しておりました。そのおおよそのあらすじは以下のとおりでありました。
とある女性がアプリで「28歳・独身/自営業」というプロフィールの男性とマッチング。その男性を待ち合わせ場所で待っていると、やたら年輩の男性が近づいてきて…。道でも訪ねられるのかと思いきや、「アプリで約束した◯◯です」と話しかけてくる。見た目はどう見ても60歳を越えていたので、「28歳って言ってませんでしたか?」と尋ねてみると、「老け顔で年より上に見られる」とのこと。顔だけじゃなく手もしわしわで、仁丹くさいし、絶対おじいさんだよと思い、お断りしました。
さて。今回の記事中で、
ぼくが注目したい点は三つあります。
まず一つ目は、マッチングアプリって、そんな簡単に30歳以上も年齢詐称ができるんだ…という事実です。
ぼくもまもなく還暦を迎えるわけですが、まだマッチングアプリには手を出したことがありません。だから、そこらへんの細かいシステム的な事情はよくわかりません。
「なぜ手を出さないのか?」
…と問われれば、「高齢者専門」のアプリとかがある(※たぶん、あるでしょう)ならともかく、「成人全般」と幅広い年齢層をターゲットとしているアプリでは、自分の実年齢である「(約)60歳」が、とても受け入れられるとは思えないからであります。
そして二つ目! まあ、イマドキは(掲載写真も含めた)そこらへんの情報を自由に改ざんできる
ユルいアプリもネット上にはウジャウジャ実在するとしましょう。また、仮に改ざん者であるそのおじ(い)さんの類まれなる卓越した文章力で「会う約束」までこぎつけたとしましょう。でも、
(推定)60すぎの男性が「28歳」と偽ったまま相手と対面できたとして、そのあとはどーするつもりなのでしょう?
どんなに若見えするヒトでも
「老け顔で年より上に見られる」
…で誤魔化せるレベルのギャップではないでしょうが!? ぼくも相当若見えするタイプだったりはしますけれど、それでもせいぜい
「48歳」
…くらいが関の山?
「会いさえすればなんとかなる!」
…といった「自信過剰」と紙一重な楽観主義によるものなのか?
それとも
「会ったときの相手の
戸惑いを見て楽しむ」
…といった悪趣味な遊びの一環なのか?
いずれにせよ20代を期待して来た女性にとっては
「無駄足&ぶんむくれ」
…以外の何物でもなく、ここからの巻き返しは
ほぼ不可能と言ってもよいでしょう。
昨今は、マッチングアプリを利用して、とりあえずはどんな手段を使っても「会う約束」を取り付け、いざ「会ってから」は、すかさず
「パパ活しませんか?」
…と具体的な金額を添えて相手に
急激な方向転換のプレゼンテーションをするおじ(い)さんがにわか増えてきている…という噂を聞いたことがあります。
どうやら正式な(?)パパ活仲介業者にマージンを抜かれるのを避けてのこと…らしい。
ただ、最初に致命的な…しかも会ったら最後、100%必ずバレる嘘をついて、相手を待ち合わせ場所まで引っ張り出したところで…ねえ? やはり、じつに割の悪い戦略でしかないと、ぼくは考えてしまいます。
さて。それでは、ここ“ハプバー”においての
年齢詐称はどれくらい許されるものなのでしょう?
『アグリーアブル』では入店時に身分を証明できる
運転免許証や保険証…などの提示が義務付けられているので、お店側には正確な年齢はバレており、その嘘があまりに悪質だと、注意されてしまうケースだってあるかもしれません。
が、相手に年齢を問われ、数歳少なく見積もったり(もしくは多く見積もったり)、あるいはその話題に関してはお茶を濁す…程度はご愛嬌。“ハプバー”という空間は、あくまで見た目年齢と
具体的な勃起力が勝負を分けるのです。
ただ、ぼくは相手に年齢を聞かれると、素直に
「もうすぐ還暦です」
…と答えるようにしています。たしかにその
正直申告によって、相手が離れていく危険性も十分にあり得ます。
ただ、少なくとも『アグリーアブル』では滅多に見かけないおじ(い)さんが、はたしてどんな××をしてくるのか…興味本位で食いついてくる好奇心旺盛な女性は稀に実在し、そんなときGジィさんの実年齢は圧倒的アドバンテージを得ることもできるのです。
だから、個人的見解を申せば、ぼくは
“ハプバー”での露骨な
年齢詐称を
あまりオススメしません。
あなたの実年齢が人気高なゾーンであるならソレを最大限に、不人気なゾーンあるならソレを逆手に取って活かすアピール能力が重要なのではないでしょうか。単純に、嘘をつくのって面倒臭いですしね?
あと最後に。言い忘れていましたが、三つ目の注目すべき点!
「仁丹くさい」
…って(笑)。さすがに臭くなるまで仁丹かじってるヒトなんて…少なくともぼくの周囲の同世代にはいませんから(笑)。もしかして、そのヒトって…
80代とかだったのでは???