Vol.390 ハプバーで一度聞いた名前をド忘れしてしまったら…?
つい先日に放送された、とある朝の情報バラエティ番組で、メインMCを務めるお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さん(53)が、こんな風なことを語っておりました。
(共演者の)ヒロミさん:最近、物悪れがひどい。人の名前が一番出てこないかな。番組とかに出ても、急に「あれ、このヒト誰だっけかな?」って。目の前にいて! ホント焦るよな。
(進行の)森圭介アナ:加藤さんもあります?
加藤さん:めちゃめちゃありますよ。オレだいたいスッキリのなかで「どうですかー?」って言ってるとき、名前言わないで「え! どうですかー?」って言ってるとき……オレ、忘れてるときだからね。
(進行の)岩田絵里奈アナ:わー! それ言われたらショック(笑)!!
Gジィさんもめちゃめちゃありますよー! 仕事のミーティングや飲み会とかで、同席しているヒトの名前をついド忘れしちゃう
ことって…。
「ほぼ面識がない」
…ってヒトだけじゃなく、すでに何度も会っているヒトでも…あと、
ここ『アグリーアブル』でも、さっき名前は聞いたばっかなのに、ふと
「アレ?
なにサンだっけ…?」
…ってことになっちゃうケースも頻繁にあったりします。
「脳の老化」
…の一言で片付けてしまえばそれまでですが、まだまだ
「ごめんね…
おじいさんだから
物覚えが悪くて…」
…と苦笑いしながらお茶を濁せるほどの年齢でもありません…と思います(笑)。だからヒロミさんがおっしゃるとおり、目の前にそーいう相手がいるときは、相当に「焦って」しまいます。
では! もし図らずもこういったシチュエーションに直面してしまった場合、アナタならどーしますか?
ぼくだったら…加藤さんと同様、ド忘れしたヒトの名前を口にしなくても済むような振り を連発して、とりあえずは
その窮地を脱する努力をするでしょう。
どうしても「主語」が必要なときは
「アナタ」
「アンタ」
「キミ」
…などの二人称代名詞で誤魔化します。そうしているうちに、誰か別の人がそのヒトを名前で呼ぶのを辛抱強く待ち続けるわけです。なお余談ですが、故ジャニー喜多川さんは人と対話する際、相手を
「You(ユー)」
…と呼ぶことで有名でしたが、それは「大所帯であるジャニタレの名前を間違えないようにするため」の対策でもあった……らしい。さすがですね!
話を戻しましょう。「誰か別の人がそのヒトを名前で呼ぶのを辛抱強く待ち続け」ながら…次に、ぼくは
「ア・イ・ウ・エ・オ
カ・キ・ク・ケ・コ…」
…と、ア行からパ行までまんべんなく順番に、その相手の名前が頭に浮かんでくることを期待して、脳内でそらんじる作業をします。そうすれば、
「サ…あ! サユリちゃんだ」
…といった具合に、いきなりパッと閃く瞬間が、たま〜にあったりするのです。
ただ、当然のこと全然閃かないこともままあったりするので(笑)、そんなときは、
「上の名前教えてください!」
…と、ファーストネームを思い出すのは諦めます。
ファミリーネームでやりとりしている(っぽい)相手だったら、逆に
「下の名前教えてください!」
──あるいは、
「お名前…
漢字では
どう書くんですか?」
…と、尋ねるようにします。
とは言え…“ハプバー”ならまだしもビジネスシーンにおいては、(原則として)ファーストネームで呼び合うことなんて
ほぼあり得ないし、
「漢字なんて
名刺渡したんだから
わかるだろ!?」
…なんてことにもなりかねません。つまり、どちらも作戦として「完ペキ」ではないのです。
だから、もうニッチもサッチもいかない状況(※どんな状況なんだw?)に追い込まれたならば、ぼくは素直に
「すんません!
アナタのお名前を
ウッカリ失念して
しまいましたっ!
あと一度だけ
教えてください!!」
…と、鋭角にまで頭を下げて(※土下座でも可)、懇願するのがベスト…ではなくともベターだと思うのですが、いかがでしょう?