Vol.433 【ハプバー会話ネタ】『シン仮面ライダー』観た? - ハプニングバー

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.433 【ハプバー会話ネタ】『シン仮面ライダー』観た?

まだ、どのような趣味嗜好・性癖の持ち主なのかが判然としない、ここ『アグリーアブル』のカウンター席で出会ったばかりの相手に対する、ジャブ的なコミュニケーションの取っ掛かりとして、

たとえば

 

「最近流行っている映画」

 

…を話題に持ってくるのは、ベタではありますけど、

そこまで悪い戦略ではないと思われます。ホンのちょい前だと『トップガン マーヴェリック』、今だと

 

『シン仮面ライダー』

 

…ってところでしょうか。そして、この『シン仮面ライダー』の監督である庵野秀明さんがオマージュしている初期の仮面ライダー1号・2号には、こんなエピソードがある…と

「仮面ライダー1号」本郷猛役を演じていた

藤岡弘、さんが、とあるWEB系のインタビュー記事で語っており、そういう裏話を嬉々と披露するのもまた…そこまで悪い戦略ではないと思われます。。

 

『仮面ライダー』がはじめて放送された1970年代前半、Gジィさんはまだ9歳とか10歳とかの純粋無垢美少年でした。

 

すでに子どもたちのあいだでは大ブレイクを

果たしていた変身ヒーローモノ

 

『ウルトラマン』

 

…シリーズが変身して巨大化するのに対し、『仮面ライダー』は(身長が)等身大──当時はかなり斬新だったというか、幼な心にちょっとした違和感さえ感じてしまったものです。

 

しかも、モデルとなっているのは昆虫の

 

「バッタ」

 

…であり(※ショッカーがバッタと人間を組み合わせてつくった改造人間という設定。その後、ショッカーを裏切り正義のために戦うことに…)、とくに「初代」は、ヒーローとしては

あまりに彩りの乏しい

 

「黒とアースカラー系の緑を

基調としたシブいデザイン」

 

…で、差し色の赤マフラーのみ。変身する際も、

とくに決めポーズはなく、

 

「ベルトの風車が回ったら

いつの間にか

仮面ライダーへと姿を変える」

 

…というマニアックなものでした。

 

なお余談ですが、ぼくはこの仮面ライダーの「蜂女」登場の回

(※第8話)を観ているとき、夕飯だった

 

「タコ焼きのタコ」

 

…に当たって、全身に蕁麻疹が! 以降、30歳になるまで

タコ・イカ・エビ・カニ・貝が食べられないアレルギー体質になってしまいました(※今でもエビ・カニは食べられません)。

 

話がそれてしまいましたね(笑)。元に戻しましょう。

 

そんな質素なヒーローに(私をはじめとする)子どもたちがようやく慣れ始めたころ、

突如1号は2号へとチェンジします。

 

撮影中、藤岡弘、さんがオートバイ事故に合ってしまい(※Gジィさんはそのことをこの記事を読むまで知りませんでした)、

代役として

 

「2号=一文字隼人」

 

…へとシフトしていくのです。インタビュー中、藤岡弘、さんは一文字隼人を演じた佐々木剛さんについて、こう述べています。

 

「佐々木君が凄いなと思うのは、あの変身ポーズね。何のてらいもなく堂々とやってのける。あの変身の時に見せる切り返しの良さ。彼が変身ポーズの先駆者となって、私に見本を示してくれた。その時のことは今でも忘れません」

 

なるほど! 腕と脚の白線が2本になり、ベルトが白から赤になった「新1号」として復帰した際の、あのキレキレな

 

「ライダ〜変身っ! 

トウ〜!!」

 

…には、こんな誕生秘話があったんですね!?

じつにいいエピソードではありませんか!

 

また、「仮面ライダーを演じること」の重圧を

藤岡宏、さんは以下のように語っています。

 

「ヒーローを演じるというのは、とてつもなく大きな責任が伴うんです。ファンの人たちを裏切らない、失望させない、そんな生き方が大変だけど大事になってくる。それがファンの皆さんへのお返しであり、ヒーローを演じた者の責任でしょうね。心臓が止まるまでが私の戦いです」

 

まさに

 

「武士道」

 

…を人生訓とする藤岡弘、さんならではのストイックな生き様だと感動を禁じ得ない素晴らしい金言だと思いました…とは言え、

ぼくはあまり武士道には詳しくないのですが(笑)?