Vol.439 ぶっちゃけ、ハプバーで「野球」の話題はアリなのか?
さて! いきなりですが、ここ“ハプバー”における
カウンター(席)トークで、
「野球」
…の話題はアリなのか? ナシなのか?
今日はそんな話をしてみましょう。
今年の2月あたり──すなわちWBC開幕前までは、おそらく
「あまり好ましくない話題」
…あえて「アリorナシ」の二択でぶった斬ってしまうなら、
「ナシ…!?」
…だったと、Gジィさんは思います。しかし、このたびのWBCで、
大谷翔平選手をはじめとする侍ジャパン戦士たちが世界一になるまでのドラマをメディアが連日報道──このころから、日本国内の「野球」に対する風向きが大きく変わってきたような気がしてなりません。
たとえば、4月5日、朝の情報バラエティ番組『めざまし8』(フジテレビ系)が、レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が、3日(日本時間4日)の本拠地パイレーツ戦で、左翼グリーンモンスター越えのメジャー第1号となる特大ホームランを放ったことを伝え、また、エンゼルスの大谷翔平選手(28)が、敵地マリナーズ戦に「3番DH」で出場し、2試合連続となる勝ち越しの2ランを中堅右側に放ったことも報じていたとき…彼ら侍ジャパンのメンバーたちの「その後」に、同番組のコメンテーターで、元衆院議員である金子恵美さん(45)が、
「国際大会で盛り上がっても、終わったあとになぜか熱が持続しないというか、一過性のブームだったっていうことは今まであったと思うんですけど…」
(続けて)「これだけチームに戻られても活躍されていると、目が離せないですし、会話がこれまでどちらかと言うと、男性のほうが野球の話をしていたと思うんですけど、女性のママ友のなかでも、野球の会話をするって今までないことなので、この野球ブームはまだまだ継続しそうだなと思います」
…みたいなことを語っていました。
ところが、前出の金子氏のコメントに対し、ネット上では
「野球は格闘技みたいな一時的ブームではありません。的外れですよ」
「主観で言うな! つい最近始まったばかりのスポーツじゃないんだから、ブームじゃないでしょ!」
「わざわざテレビで言うほどのことか?」
「ママ友たちは “野球” じゃなくて “大谷” だろ!?」
「若い女性に媚びるとコンテンツが衰退化する」
…など、一部に厳しい声も寄せられておりました。
はたして、金子氏による今回の一連の発言は…はたして
「テレビで言うほどのことはない」
──取るに足らない戯言(ざれごと)なのでしょうか?
Gジィさんは、コレって…我々野球をこよなく愛する者たちにとっては、かなり重要な情報だと考えます。我々野球ファンが「野球」を話題にしたとき、一番反応が鈍い層──暖簾(のれん)に腕押し状態なのは、やはり
「10代から40代くらいの女性」
…であるからです。
しかし、WBCにおける大谷選手の超人的な活躍をはじめとする侍ジャパンのエキサイティングで感動的な試合運びの数々を観て、これまで野球にはまったく無関心だった若い世代の女性や
ヤンママたちも、さすがに胸を打たれた様子で、たとえばぼくの知人である30代前半の
「ホームラン」の意味すら
知らないママさん
…から、いきなりこんなLINEが届いたりもしました。
ママさん:大谷さん、凄すぎ
Gジィさん:今日の逆転も結局は大谷からだったもんね。ヘルメット飛ばし走り、と(味方ベンチを)煽るポーズヤバかった
ママさん:顔は童顔で好みじゃなかったんだけど、もう今日でイチコロ!(※Gジィさん註:彼女は北村一輝などのワイルド系の濃い顔がタイプ)
Gジィさん:僕もイチコロです笑
ママさん:あ、でもスリーバントキメた人(※Gジィさん註:←源田選手)も凄かったけど
Gジィさん:◯◯ちゃんの口から「バント」ってセリフが聞けるとは!!笑
ママさん:あ、あと、村上が周東だから安心したって言ってたけど、どういうこと? 代走って誰の? その人の代わりに走るくらいだから足が速いんだよね?
Gジィさん:※その後、周東の走塁に関する詳細解説が19行にわたって続く。
LINE上の文面にもあったとおり、たった2週間そこそこで
「ホームラン」の意味すらわからなかった女性から
「スリーバントをキメる」
…なんて専門用語が…それに
「周東」
…なんて相当にマニアックな選手名がサラッと耳にできたことに、大いなる感慨をおぼえました。
おそらく、ダンナさんに解説してもらったり、ネットで検索したり……と、よほど勉強したのでしょう。ちなみに、現在小学4年生である彼女の娘さんも、このWBCをきっかけに
「女子野球部に入りたい!」
…とまで言い出している…らしい。
正直なところ、このLINEのやりとりをした時点では、まだ
「本当に今の野球人気は
野球ファン以外にまで
飛び火しているのか?」
──あまり自信はありませんでした。もしかすると
「私の周囲の女性だけ」
…でたまたま…だったのではないか、と。
でも、金子氏の発言を聞いて、ぼくは確信しました。
今回の侍ジャパンの活躍をきっかけに「野球」は、もっとも抜け落ちていた層にも間違いなく浸透しつつある! そして、その「きっかけ」は、もちろんのこと「オオナニサ〜ン」や他のイケメン選手たちの個人推しでも──ミーハーだってなんだって全然かまわないのです。
したがって、
「ここ“ハプバー”における
カウンター(席)トークで
野球の話題は
アリなのか? ナシなのか?」
…と、今問われれば…Gジィさんは、少なくとも
「最低でも
あと3ヶ月くらいは
アリですよ〜!」
…と、澱(よど)みなく断言したい…のですが、
いかがでしょう???