Vol.445 人見知りなくせにハプバーでイイ思いをしたいアナタへ…(前編)
いきなりですが、ぼく・Gジィさんは、こー見えて、わりと
重度の人見知りだったりします(※このコラムは覆面で書いているので「こー見えて」もクソもないのですがw)。
したがって、本当はここ『アグリーアブル』で見知らぬヒトたちと
社交家ぶって積極的にコミュニケーションを図るより、何時間話をしていても心底疲れない、ほんの一握りの友人たちとウジウジ
つるんだり、家で『ドカベン』をイッキ読みしているほうが、本来は好きなのです。でも、“ハプバー”で新しい出会いを経て、もっともっとイイ思いもしてみたい…。
こんなよくばりな性格……変えられないんすかね? ってことで、このたびは、ぼくが懇意させていただいている
超スゴ腕の恋愛カウンセラー・Hさんに
「人見知り治療のための
ガチ・カウンセリング」
…をお願いしてみました!
Hさん:Gジィさんは、そんな人見知りに見えないよ? 私の友だちを何人か紹介したこともあるけど、どのヒトともそれなりに仲良くやってたし…。
──いや、よくそう言われるんですけど、じつは人見知りなんです…。
Hさん:カウンセリングをしていると最近、Gジィさんさんのように人見知りを自認する方が妙に多いんですよね。そこで、今みたいに「人見知りには見えないよ」と言ってあげたら、Gジィさんさんとまったく同じセリフが返ってくるの。
──そーなんですか…?
Hさん:人見知りであること自体、とくに気にする必要はないの。だって、「こんにちは」「はじめまして」ときて、「私は~」と、いきなりすべて開けっぴろげになる大人って、
かえって気持ち悪いじゃないですか(笑)。大人なら、むしろ人見知りな部分を多少は持ち合わせていたほうがいい。
問題なのは、
「人見知りによって
他人から誤解を受けること」
…なんですよ。
──具体的には?
Hさん:「人見知り」は大きく分けると3つのパターンがあるんです。まずは
「ピエロ型」
…です。一見社交的っぽい人が、家に帰って疲れ切っちゃうタイプ。初対面からすごく頑張っちゃうの。理由は
「素の私じゃあ
みんなに認められない」
…と決めつけているから。なので「最初はもっと盛り上げなきゃ!」「気を利かせなきゃ!」と頑張り続け、サービス過剰になって、人前に出るごとにストレスを溜めてしまう…。やがて、
「人と会う=仕事」
…みたいに疲れちゃって、だんだん人前に出るのが嫌になっちゃうんです。
──わかるわかる! ぼくもそーいうとこ、あるわ〜!!
Hさん:次は
「開き直り型」
…ね。ピエロ型とは違って「自分は人見知りだから」と思い込んで、すすんで人に接していかないタイプ。このタイプって、意外と見た目がハンサムだったり美人だったり、キャリアがあったりする人が多いんですよ。そういう人が自分の人見知りを意識して行動すると、ツンと冷たく見える。
そして、まわりから見れば
「ああ、オレら(アタシら)なんか
相手にしてくれない
女性(男性)なんだ…」
…と勘違いされるんです。しかも、そういう人たちは得てして
「人見知りが悪いこと」
…だと思っているから、人には言わない。まさに悪循環だよね。例を挙げたら、部屋に招いたとき「こちらにどうぞ」と席を勧めると、「イヤ、ここでけっこうです」と答えちゃうような人。そう言われたら勧めた側もやるせなくなっちゃうじゃないですか(笑)。本音は「私は人見知りなので皆さんの中には入れません!」なんだけど、相手からすればその態度がすました感じに見える。
──それもわかるわ~! ぼくもそーいうとこ、あるかも?
Hさん:Gジィさん、今、
「自分で自分を
男前だと公言してる」
…ってことに気づいてる(笑)?
──そ、そーいうつもりは一切ないんですけど(汗)!?
Hさん:気づいてないの? ダメなヒトねぇ(笑)。
──すみません…。
Hさん:あと、最後が「ピエロ型」と「開き直り型」両要素を
持つタイプの
「ミックス型」
…なんです。このタイプの人って、空気自体は読めるんです。さっきの例で言うと、「本当は勧められた席に座ればいいんだよね」ってことはわかっているの。でも、
「私なんかじゃ…」
…なんて想いが交錯して、それができない。答えを知っているのに答案に書けないようなもの。だから当人のガッカリ感が
半端じゃないんです。
「ああ、今日もできなかった…」
…と、とことん落ち込んじゃう。悩む深さはたぶん
「ミックス型」が一番なんじゃないかな?
──それもわかる~っ! たとえば、飲み会なんかで、すでに3人だとか4人とかで盛り上がっている席を勧められて、そこに入っていったら、いきなり空気が変わっちゃったな、と感じたり…。
Hさん:人見知り思考の人にありがちな勘違いですね。ただ、残念ながら
「誰もGジィさんさんに
そこまで気を配っていない」
…んですよ。典型的な自意識過剰。自分がどう見られているかばっかり気にするんです。私も元々はそういうタイプだった。昔から
コンプレックスが無茶苦茶強かったから、
「みんなが私を見て笑ってる」
…と思い込んじゃって…。だから、外ではずっと下向いたままだったし、端っこばかり歩いてたし…。で、すぐ人とぶつかったりして、相手に文句を言われ、嫌な思いばかりしてた。でも、メディアにも出る仕事に就いて、あらためて街に出てみると、
「誰も私のことなんか見てないのね」
…ってことに気がついたんです。
「人は人に関心がない」
…ことがわかったの。わかったから今は堂々と道のド真ん中を歩いてる。けど、誰も私のことには注目していない。雑誌に出ようが、昨日テレビに出てようが、そこはまったく一緒なんですよ。
──刺さるなあ、それ…。ちなみにHさんから見て、ぼくはどのタイプだと思います?
Hさん:正直に言っていいですか?
──はい。正直にお願いします!
(※次回に続く)