Vol.447 「ハプバーでモテるおじ(い)さん」について、あらためて考察する
とある女性向けの匿名掲示板に、
「男はお金があれば
何歳でも若い子に
モテるのは
本当でしょうか」
…なるスレッドが立っておりました。そして、その書き込みの内容は以下のようなものでありました。
昨日旦那と離婚しました。お互い43歳です。
原因は旦那の不倫です。離婚する際に旦那にこんなこといわれました。
「男は何歳になっても金さえあれば若い女モテるから再婚とか余裕。でもお前はババァだから金があろうとモテないw。」と言われました。
それからその言葉が気になりました。
男はお金さえあればおじさんでもモテるって本当ですか? ちなみに私も旦那もどちらも高級取りです(※原文ママ)
なお、同スレッドに対するレスには、この「旦那」の
「性格の悪さ」を批判する声も少なからずあったものの、
「本当です。。」
「まあ概ね事実だと思います」
「やはり金持ちの男には魅力がある」
…みたく、旦那側の持論(=捨て台詞?)を肯定する意見が複数、まぎれておりました。
さて。ここで賢明なる『アグリーアブル』常連の皆さまに…さらにはワタクシGジィさん 自身にも、
あらためて問い直してみたいのです。
「本当に男は
お金さえあれば
おじさんでもモテるのか?」
「金さえあれば
若い女(に)
モテるから
再婚とか余裕なのか???」
ちなみに、ぼくは「そんなにお金は持っていないおじ(い)さん」ではあるのですが(笑)、決して負け惜しみではなく、
「そこまで甘くはないですよ〜」
──つまり
「潤沢なお金はあっても、
モテないおじさんは
“若い女” どころか、
すべての女性に絶対モテない!」
…と、断言したい派だったりします。
そりゃあ、たしかにおじ(い)さんが「加齢」をカバーするためには…ある意味、もっとも手っ取り早く提示できる「魅力」の要素として、「経済力」は大きな武器となりうるのは
間違いありません。
しかし、ぼくの経験上、男性…いや、人間という生き物は50歳を
過ぎると、どんなにトレーニングやメンテナンスに潤沢な資金を投じたところで、根本的な部分の「肉体」は確実に衰えてきます。
歯だとか目だとか肌のハリだとか(マクロ・ミクロ両方における)下半身だとか…の経年劣化には抗うことができません。
また、そういった「どうしようもないビハインド」を上回る
「アドバンテージ」
…を「若い女」に「再婚」を前提としたかたちで提示するには、「お金」だけだとあまりに心許(こころもと)無く、その「真実」をたかだか40代の若造が心身から痛感することは不可能なのです。
あえて申すと、「年老いてもなお恋愛ができる男性の特徴」としては…ぼくは、そのおじ(い)さんが、たとえば「娘でもおかしくない年ごろの女性」を口説く際にも
「結婚後の二人の幸福な生活を
具体的ビジョンをもって
相手がイメージできる」
…ような周到に準備されたプレゼン能力を一番に挙げます。
そのプレゼンテーションにはもちろん「資産」や「健康」…それに「死期」なども絡んでくるでしょう。けれど、そのような
「できれば避けて通りたい議題」
…をもポジティブに捉えつつ、本来なら「年の差婚」などと周囲から揶揄されかねない特殊な関係をものともしない
「豊かな想像力」
…が、「年齢を問わずモテるヒト」を目指すのであれば、必須となるのではないでしょうか。
…と、ここまで言ってもまだ
「金さえあれば若い女にモテる!」
…なんて戯言(ざれごと)をのたまう貴男こそ、
ぜひ一度“ハプバー”に足を運んでみるべきでしょう。
一期一会を原則とし、入店する前には男女とも
「すでに会計を済ましちゃっている」
…システムであるここ“ハプバー”においては、貴男がどんなに金持ちであっても、そんな自慢は屁のつっぱりにもなりません。貴男の
「丸裸な魅力」
──要は、
「自分が女性の前で
どのような性的魅力や
性的パフォーマンスを
披露できるか?」
…を、いかに巧みにプレゼンテーションできるかだけが、勝利の鍵となるのです。