Vol.468 ハプバーでもモテる男の「口癖」について
とある大手のニュースアプリが、
『見た目は普通でもカッコイイ。
「本当にモテる男の口癖」3選』
…なるタイトルの記事を配信しておりました。同記事は、読者からの恋の悩みや質問に、「年間1000人以上の男女を接客し、多くの恋愛相談に乗ってきた」そうな某関西人ホステスさんが回答する…
といった体裁であります。ちなみに、
「本当にモテる男性には、
どのような
口癖があるのでしょうか?」
…ってヤツが今回の「質問」で、それに対する関西人ホステスさんの「回答」は、以下のとおりでありました。
(1)「任せて」
(※物事に責任を持ちたくない人は多いし、決断することは体力も気力も使う。そんななか、「任せて」と強く引っ張ってくれる男性は、頼りがいがあって頼もしいと思われんねん)
(2)「ありがとう」
(※「ありがとう」と同じように聞こえる「すみません」はネガティブな印象を与えてしまうし、「ありがとう」は、言う側も言われる側もおたがい気分がよくなる言葉やん)
(3)「大丈夫」
(※自分に自信のある男性から出てくる言葉。本当にモテる男性は、ポジティブで頼りがいがあるから「大丈夫」ってよく言うてる)
(2)の「ありがとう」に関しては…まあ
「まったくもってそのとおり!」
…だとGジィさんも思うので、これ以上付け足すことはありません。が、前出の関西人ホステスさんの補足解説中に
「頼りがい」
…というワードが2回も登場している点が、少々気にかかりました。
おそらく、この関西人ホステスさんは、そういう
「グイグイ系」
…の男性がタイプなのでしょう。
しかし、当然のことながら、ちまたの女性すべてが
「男性に頼りがい的な資質」
…を望んでいるわけではありません。とくに、最近の若い世代は、男性に
「対等な関係を
ナチュラルに受け入れることが
できる寛容さ」
…のようなものを望む女性も増えてきているのでは
ないでしょうか。
たしかに、「任せて」にしても「大丈夫」にしても、語彙としては控えめで…そこから
男性特有の強引さや傲慢さといったニュアンスは感じられない──そういう意味では関西人ホステスさんの指摘は
「正解」だと言えるのかもしれません。
ただ、ぼくはここに「モテる男性の口癖」として、
もう一つだけ
「慎重さ」
…という要素をプラスしたい。そう! Gジィさんがモテる認定
する男性は、よくよく観察していると、語尾によく
「〜だけど、どうだろう?」
…という疑問詞を使用するのです。たとえば、
「今度のデートは美味しい焼肉屋さんを見つけたので、そのお店を予約したいんだけど、どうだろう?」
ここ“ハプバー”だと、
「もっとアナタのことを知りたいな…これからアッチの別室に移ってみるのはどうだろう?」
…みたいな感じ…でしょうか?
自分の意思や意向を先にハッキリと伝えているから、
優柔不断さはありません。
けれど、「自分の決断」に対する
「相手の同意の確認」
…を欠かさない──そして、イマドキのご時世はこうした
「バランス感覚」
…こそが「モテる/モテない」の境界を分(わか)つ、
重要なポイントとなるに違いありません。