Vol.469 ハプバーでも意外とモテる?「可もなく不可もないヒト」
とある女性向け恋愛WEBメディアが、
「なぜ選ばれる!?
可もなく不可もない女性が
モテる3つの理由」
…なるタイトルの記事を配信しておりました。
「可もなく不可もない〜」
…とは、またひどい言い回しだなぁ…とも思わなくはないものの、とりあえずはその「モテる3つの理由」と「そもそも可もなく不可もない女性とは、どんな女性なのか?」を、記事中から以下に抜粋しておきます。
【可もなく不可もない女性がモテる理由】
(1)親しみやすいから
(2)一緒にいてホッとするから
(3)自分だけが魅力に
気が付いているという特別感
【可もなく不可もない女性とは
どんな存在?】
・大人しい
・優しい
・聞き上手
・空気が読める
・一般的な趣味を持つ
「優しくて
聞き上手で
空気も読める女性」
…なんて、めっちゃ
「可ありまくりやん!」
…と、つい突っ込みたくなってしまいますが(笑)、総論的には
「(第一?)印象は薄いけれど(薄いがゆえ?)、会うごとにじわっと癒し感が滲み出てくる女性=可もなく不可もない女性」
…なんてなことが書いてありました。
たしかに、「大人し(い)」くて「(ファッションも含んで)一般的な趣味を持つ」女性が突出したインパクトを他人に与えるケースは稀であり、そういう最大公約数的な感性の持ち主を「可もなく不可もなく〜」といった(個人的には、あまり好きになれない)形容でまとめてみた…ってことなのでしょう。
さて! 話はガラッと変わりますが、
某夕刊紙が運営するWEBメディアが
「『どうする家康』の
視聴率は上昇しつつあるも、
松本潤さん演じる
主役の家康の存在感が薄すぎて、
目立つのは脇役の熱演ばかり」
…みたいな内容の記事を配信しておりました。
たしかに、武田信玄役の阿部寛さんや織田信長役の岡田准一さん、羽柴秀吉役のムロツヨシさんに夏目弘次役の甲本雅裕さん、それに服部半蔵役の山田孝之さんや足利義昭役の古田新太さん…ほか、「脇役」は一癖も二癖もある怪優が勢揃いで、それぞれの役者さんたちがその実力にたがわぬ濃厚な「熱演」を観せてくださっています。
でも、Gジィさんは今年度のNHK大河ドラマのここまでを
振り返りながら、こんな風にも考えるのです。
「もしかしたら、実物の徳川家康もマツジュンさんが演じる家康のように存在感が薄い人物だったのではないか? だからこそ、戦国の厳しい時代をぬるっと生き抜き、天下人となって200年以上も続いた江戸幕府を築けたのではないか?」
…と。
「出る杭は打たれる!」
…とはよく言われますが、この定則は「戦国時代の覇権争い」でも
「会社の出世争い」でも「合コン」でも同様であり、
ここ“ハプバー”だって最終的に
意中の今宵かぎりなパートナーをさくっと射止めるのは…案外、
「場の空気に
完ペキに溶け込んで
目立たない」
──冒頭に紹介した記事でが言うところの
「可もなく不可もないヒト」
…だったりします…よね?
そして、万が一ぼくの仮説が正しいのならば……このたびの
松本潤さんが演じる「家康」は、これまでの大河史上でもかなり異色で、かつ一番のハマり役だと、Gジィさん的には最大級な賞賛の意を惜しまないのでありました。マル!