Vol.477 ハプバーとアクセサリー
一期一会を信条とする──しかも、場合によっては、
たった1時間程度の会話だけでいきなり濃密な関係へと到ることもなくはない、
まことに特殊な空間であるここ“ハプバー”において、
「外見をどう
セルフプロデュース
するか?」
…は、非常に重要なポイントとなってきます。我々男子だと、洋服…それにネックレス・指輪・ピアス…などのアクセサリーだとか、腕時計だとか…。
そんな想いををツラツラと頭に描いているなか、
ちょっと前に東スポが、
「近ごろ多くのプロ野球選手の
首元で燦々と輝くネックレス
について言及する記事」
…を配信しておりました。
東スポの記者は
「試合中に“首飾り”を着けた選手(の一部)には、プレーの邪魔になっている様子が見受けられる」
…と指摘。
「あえて名前は出さないが、パ・リーグの某投手は投球のたびに首元からネックレスが露出。一球投げ終わると同時にユニホームの中にしまい込むのが一連の投球動作に組み込まれている。あるセ・リーグ球団の主力打者が空振りした際に(ネックレスの)先端部分の小さな飾りがあごを直撃しているシーンがあった」
…と、実例を挙げ、
「そうした光景を見るたび、
試合中は外せばいいのに…
と思うのは時代遅れだろうか」
…なんて風に問題提起をしていました。
ぼくもなにを隠そう(※別に「隠す」必要もないのですがw)、
「イマドキのプロ野球選手が
ジャラジャラと首回りに
着けている
金ピカのネックレス」
…を苦々しく…とまではいかなくとも、
「ソレって邪魔にならないの?」
…と薄々感じてやまない一人でありました。東スポ記者同様、実際
「明らかに邪魔になっている」
…っぽいシーンを何度か確認したこともあります。
ちなみに、東スポ記者の取材によると、
「高価なネックレスをただ単に見せびらかしたいだけの選手もいます。正直、試合とは関係ないので、無意味と言えば無意味」
…ってケースも少なからず…なのだそう。
もしかすると、(ルール違反にならないレベルでの)金ピカを
装った、たとえば肩こり防止の効果がある磁気ネックレス
とかなのでは…みたいな深読みもしていたGジィさんではありますが、仮に
「高価なネックレスを
ただ単に
見せびらかしたいだけ」
…なのが本当だとしたら、そのどうしようもなく
俗悪なセンスが若い世代の野球離れに大なり小なり影響しているのではないか…とすら杞憂してしまうのです。
ただいっぽうで、
「自分のイニシャルをかたどったものや、大事な人の肩身とか、それ以外にもゲン担ぎやお守りの意味合いで着けている人もいます」
…ってケースもある…らしい。
「一球投げ終わると同時にユニホームの中にしまい込むのが一連の投球動作に組み込まれているパ・リーグの某投手」にとっては、その一連の動作がルーティンとなっているなら、そのネックレスだって
「欠かせないアイテム」
…の一つなのかもしれません。
野球はプレー中、帽子かヘルメットを必ず着用しなければならないがゆえ、サッカー選手のように髪型でオシャレをアピールできない野球選手が
「せめて首回りだけでも…」
…と金ジャラで色気づくのも理解できなくはありません。
だがしかし、あまりに存在感が大きすぎる大ぶりネックレスは一般的にももはやトレンドとは言えないので、それに特別な効能や意味合いが含まれていないのならば…やはり、
わざわざ見せびらかす必要はないのではないでしょうか…ってえのが、Gジィさんの結論であります。
もちろん、その理屈はここ“ハプバー”でも同様です。
原則として、“ハプバー”は、客同士の金銭のやり取りが派生しないシステムなので、金ジャらや高級腕時計での
「金持ちアピール」
…は、ほとんど意味をなしません。
ぼくの友人である某男性ファッション誌の編集者は
「ネックレスや指輪を
チマチマ選んでいる
ヒマがあるなら、
歯を磨け!
さらに
懸垂をして
背中を鍛えろ!」
…と断言します。ぼくもその意見はほぼ「正解」だと思う。
腕時計だって、近ごろはせいぜい4〜5万円程度の
「Apple Watch」
…で、オシャレ感を演出できるわけですから、
それで十分じゃないですか…ね?