Vol.481 「美魔女」について
同ブログの「Vol.476」でもチクリと「美魔女」について、皮肉めいたことを書きましたが、今日はその「美魔女」が本当のところ、世間的にどのように評価されているのか…について
書いてみることにします。
「美魔女はモテるのかモテないのか?」
…みたいなことについて論じる記事を、とある恋愛系WEBメディアが配信しておりました。まずは同記事にあった、男性による美魔女の「否定派」と「肯定派」の意見を紹介してみましょう。
【美魔女はモテない!(=否定派)】
・いくら綺麗でも(実)年齢は変えられない
・年相応の服装をしたほうがいいと感じる
・SNSなどでの自撮り写真を投稿する必死さに引く
・年齢を重ねているより、若い美人のほうがいい
【美魔女はモテる!(=肯定派)】
・見た目が綺麗に越したことはない
・大人の女性の魅力が出ている
・自分を磨こうという向上心が素晴らしいと思う
・自分に自信がある女性は魅力的
次に「モテる美魔女」と「モテない美魔女」の
違いについても以下のような「推論」が!?
・美(外見)だけでなく内面を「磨いている」or「磨いていない」
・選ぶファッションが「自分に合ったもの」or「若く見えるもの」
そして、最後には「モテる美魔女になる」ための条件として、
・人の目ばかり気にせず、
自分自身が楽しむ
・年下ばかり狙わない
・過去を振り返らない
…などを挙げており、
「自分軸で
今を生きている
美魔女はモテる!」
…と、結論づけています。ちなみに「美魔女」なるワードの
正式な解釈をネットで調べてみれば、
一般的には「才色兼備の35歳以上の女性」を指し、「魔法をかけているかのように美しい」という意味がある。
…とのこと。女性向けファッション雑誌
『美STORY/美ST』
…から2008年に生まれた造語で、同誌では、
「年齢という言葉が無意味なほどの輝いた容姿」
「経験を積み重ねて磨かれた内面の美しさ」
「いつまでも美を追求し続ける好奇心と向上心」
「美しさが自己満足にならない社交性」
…を備えたエイジレスビューティーな女性を
「美魔女」の条件としております。
なるほど、じつに高邁な定義であり、これらすべてをクリアできる女性なんてえのは、非の打ちどころがない、もはや人間を超えた存在──レプリカントだとかヒューマノイドレベルの存在なのではないでしょうか。
だがしかし! ネーミングがやたらキャッチーすぎたぶん、昨今は「美魔女」という形容が、
「外見の
アンチエイジングのみに
特化した“イタい”女性」
…にチョッピリの皮肉を込めた揶揄的なニュアンスへと成り下がっている側面は否めません。とは言え、一期一会を原則とするここ“ハプバー”においては…男性側が、
その面倒臭そうな性格をスルーできるだけの、
ある種のおおらかさを持っている男性なら、
「外見の
アンチエイジングのみに
特化した女性」
…は、むしろ
「大歓迎!」
…といった側面もなくはないのですが…(苦笑)?
ただ、それなりに「真剣なお付き合い」を前提とするならば…そもそもが、自身のSNSに
「#美魔女」
…なんてハッシュタグを付けたり、嬉々として
「美魔女コンテスト」
…に応募したり…と、みずからを「美魔女」と呼称、認定している時点でアウトだと、Gジィさんは思います。真の
「加齢に関係なく魅力的な女性」
…とは、「美」と「魔」と「女」というたった3文字を組み合わせただけの俗っぽい一過性の流行語とはもっとも
極北の位置で、おそらく
「磨いている」
…といった自覚もない「自分磨き」を日々当たり前のように淡々と…ノルマとして課しているに違いないのです。