Vol.486 【男子オンリーなハプバーのカウンター席での雑談ネタ】実写版「ゴルゴ13」
せっかく“ハプバー”に来たのに、カウンター席は男子ばっか…
そんな日もやっぱ…ありますよね(笑)? でも、そんな日でも初対面の男子同士親交を温め合ってみるのも、“ハプバー”の醍醐味の一つ! そこで、「そんな日」にこそ、
もってこいな会話ネタを、今日も一つ提供いたしましょう。そのネタとは…ズバリ!
「ゴルゴ13」
…であります。
ちょっと前にWOWOWで、あの『ゴルゴ13』の
「実写版映画」
…が放送されており、たっぷりと堪能させていただきました。
1973年に公開された
主演・高倉健バージョン
(監督:佐藤純弥)
…で、なんと! なぜか日本とイランの合同制作! ストーリーは
「世界的な犯罪組織のボスであるマックス・ボアを逮捕しようとテヘランへ侵入した某国秘密警察が、次々とボアの手先によって抹殺。そこで警察部長のフラナガンはゴルゴにUS50万ドルを支払い、ボア暗殺の依頼をする。ボアの素顔もわからず、居場所もイラン国内としか判明していなかったが。ゴルゴはテレランへと向かう…」
…といった感じであります。コレ、絶対に
「一度は観てみたい!」
…と前々から目をつけていたんですけど、レンタルDVD屋に行っても、ビデオですら全然貸出してなかったんですよね〜。
いくら健サンとはいえ、世界を股にかける壮大なスケールで描かれる『ゴルゴ13』を演じ切るのは無理だろう、その「実写版」ならではのチンケさをとことんまでせいぜい笑ってやろう…みたいな底意地の悪い期待を沸々と抱きながら、テレビの前に向かったら…コイツがけっこう
「ちゃんとした作品」
…としてまとまっていたから、正直ちょっと驚いちゃいました。
一説によれば、
「(初期の)『ゴルゴ13』は
高倉健さんをモデルにした」
…との噂もあり、だとすれば、健サンの角刈りが異様にハマっていたのも十分に納得できます。あえて気になったのは、
・設定上、日本人(らしき人物)はゴルゴ以外ほとんど出演しないので、他の登場人物がオール日本語吹き替えになっていた
・身長約180センチ、体重約80キロとされているゴルゴに対し、高倉健さんはやや線が細すぎる
・高倉健さんの話し口調が多少早口すぎるきらいがある
…ことくらいで、最後の最後まで普通に面白かったですよ。
いやマジで!
こうなれば、1977年に公開された
千葉真一バージョン
(※『ゴルゴ13 九竜の首』日本と香港の合作)
…もぜひチェックしてみたいものですが、コイツもまた高倉健さんバージョン以上に
「お宝なレア物」
…で、はたして出会える日はいつになるやら……???
さて。実現は途方もなく苦難な道のりであるに違いない
『ゴルゴ13』の
「三たびの実写化」
…を心から願っているのは、なにを隠そう(別に隠す必要はないのですがw)このGジィさんなのでありますが。作者の
(故)さいとうたかを氏は、2008年に開催された
『ゴルゴ13』の連載40周年記念パーティで、
「次に実写化するならば
(元ハンマー投げ選手の)
室伏広治が適任!」
…と語っています。おこがましくはありつつも、ぼくもそのキャスティング案に猛烈に同意します。
まず、顔が「瓜二つ」と表現して良いほどにクリソツ! さらにはオリンピアンならではの極限まで研ぎ澄まされたマッチョ感に、2008年から15年以上経った程よい加齢感…まさに完璧
ではありませんか!
役者としては素人ゆえ演技力は未知数ですが、近年のゴルゴのセリフは大半が
「……」
…なので、喋るシーンをできるかぎり削って、ただ
「鋭い眼光を放ちながら
黙っていればいい」
…のです。庵野秀明監督あたりがウルトラマンと仮面ライダーの次にチャレンジしてくれませんかね…ダメですか?