Vol.508 ノーバン投球 - ハプニングバー

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ColumnGジィさんの独り言
 

Vol.508 ノーバン投球

エッチなことには興味津々な、ここ『アグリーアブル』マニアの皆さまは、

 

「ノーバン投球」

 

…という本日のタイトルをパッと見して、なにをお感じになったことでしょう。“ハプバー”でも、

 

「今日、アタシ…

パンティはいてないの…」

 

…ってな風にカウンター席でアプローチしてきてくださるような

ヤル気マンマンな女子がいたらウレシイなぁ…と、どことな〜〜〜く淫猥な妄想また掻き立てられた御仁も少なくないのではないでしょうか? 

 

そんなわけで、相当古い話にはなるのですが…2015年、某スポーツ紙がネット上でこんな見出しの記事を報じておりました。

 

橋本環奈

天使すぎるセーラー服姿で

見事なノーバン始球式!

「カ・イ・カ・ン」でした…

 

タネを明かせば、

 

当時まだアイドルユニット『Rev.fromDVL』のメンバーだった

橋本環奈さん(※現在は女優)が、翌年に公開予定だった主演映画『セーラー服と機関銃-卒業-』の役にちなんだセーラー服姿で、福岡県のヤフオクドームにて始球式へと挑んだ。

その投球は見事なノーバウンド投球で3万7600人の観衆からは大歓声を浴び、その後に感想を聞かれた橋本環奈は

「快感でした」とのコメントを寄せた。

 

…みたいな、たわいもないニュースなんですけど、たった

 

「40文字程度の見出し文」

 

…で、なんとなく匂わせぶりに…エロティックな響きすら含ませてしまうあたり、百戦錬磨のスポーツ新聞記者剛腕っぷりをまざまざと垣間見せつけられた、素晴らしい与太記事では

ありませんか!

 

ネット住民のあいだでは、すでに苦情めいた討論もしばし

なされているのですが、この

 

「ノーバン」

 

 

「ノーパン」

 

──つまり

 

「パンティをはかないまま

始球式で投球をした」

 

…と、発信側が読者側にあえて誤読させるよう、作為的に使用している…という噂は絶えません。

 

「ノーバン」と「ノー・パウンド」を普通に脳内で直結できるのは、

意外とコアな野球ファンだけで、あまり野球に精通していない層には、字面としてMAX級のインパクトをただよわせる

「ノーパン」とインプリントされ、つい

 

「ノー・パンツ」

 

…をイメージしてしまいがちなのがポイントだと思います。

このように

 

「濁点と半濁点を

すり替えただけ」

 

…で、こうも意味合いが異なってくるワードを、ぼくは他に考えつくことができません。せいぜい

 

「パリ」「バリ」

 

…くらいですかね(笑)? しかも、

 

「見事なノーバン始球式!」

 

…なる見出しは「ノー・バウンド」であっても

「ノー・パンツ」であっても内容的には充分につながるわけであって、たとえば

 

「野球に精通

していない

橋本環奈ファン」

 

だと、その「ノーバン」「ノー・パンツ」と解釈したくなるのも無理はありません。野球ファンだけではなくアイドルファンをも「読者」として取り込もうとする、じつに狡猾

テクニックではありませんか!

 

スカート(もしくはホットパンツ?)を着用した著名人女性が

始球式に登場し、投げたボールがノーバウンドでキャッチャーミットに納まったならもうしめたもので、

そういう場合はほぼ100%の確率

 

「ノーバン」

 

…という単語がメディア上をおどりまくる…。自己最高球速105㎞/を誇る、「神スイング」としても有名なタレント・稲村亜美さんなんかは、すでに何回何十回「ノーバン投球」を果たしてきたことでしょう?

 

さらに、今回取り上げた橋本環奈バージョンにいたっては、その「ノーバン」

 

「セーラー服」

「カ・イ・カ・ン(=快感)」

 

…が加わり、「ノーバン」を「ノー・バウンド」といった正解へとたどり着くことを至極困難とする名キャッチコビーに仕立て上げられております。

 

当たり前の話、始球式にノーパン(ツ)で挑む女性タレントなんてまずいないし、仮に実在したとしても、それをわざわざ取材に来た記者に報告する道理も義務もありません。

 

あまりに乱用しすぎたせいか…あと、先にも申したとおり「ネット住民のあいだでは、すでに苦情めいた討論もなされている」ためか、最近はこの「ノーバン」減少の兆しはありますが、

つい最近にも

 

【DeNA】女優・芽島みずき

「ドキドキ」ノーバン投球

横浜スタジアム巨人戦始球式

 

…との見出し文をネットサーフィン(※←死語?)中に見つけてしまい、懲りずに不覚にもまたクリックしてしまった

ダメなGジィさんなのでありました。ちゃんちゃん!

 

ノーパン(ツ)であるはずもないのに…ましてや万一ノーパン(ツ)だったからとって、なにがどーなるわけでもないのに…

 

…です。

 

さてさて!

 

「よっぽどのマヌケじゃなきゃ、

そんな勘違いするわけねーだろ!」

 

…と一笑に付すアナタ──もし、このコラムのここまでを読んで

1ミリの違和感も抱かずスルーしてしまったのなら、

笑っている場合じゃないですよ〜!! 

 

なぜなら今回の原稿には一つだけ、あえて

 

わざと「濁音と半濁音」

を誤記している箇所

 

…を忍ばせているからです。

 

わかりました?

 

【正解】キャッチコビー(※正しくは「キャッチコピー」)