もう20年以上も前のこと──

今はなき若年男性向け総合マニュアル雑誌

 

『Hot-Dog PRESS

（ホットドッグプレス）』

 

…に、まだ若かりしGジィさんの沸るリビドーを

大いに揺さぶる一つのロジックが掲載されておりました。

 

「冷え性の女子は

サセ子ちゃん！」

 

──当時はまだ、「ヤ◯マン」などのワードが浸透していなかったので、すぐにセックスをヤラせてくださる女子はイコール

「サセ子（ちゃん）」でした。相変わらずの

 

「勢いだけにまかけた暴言…

いや名言（迷言？）ですな」

 

…と、薄々訝しがってはいたものの…

まったくもって根拠がなかったわけでもありません。

 

「冷え性の女子は本能的に他人の体温を欲するもの→その女子がノンケである以上、その“他人”とは女子より男がいいに決まっている→冷え性の女子はすぐ男と寝る」

 

…といった、『Hot-Dog PRESS』なりの大胆極まりない

三段論法に基づいた立派な方程式であり、ぼくなんかは冬に、もこもこしたファーの付いたロングブーツをはいている

女子と食事するごとに、

 

「キミ、冷え性でしょ？」

 

…と、さり気なく質問しては、

その回答に一喜一憂しておりました。

 

残念ながら、この

 

「冷え性＝ヤ◯マン説」

 

…は、その大胆極まりなさすぎる（＝強引すぎる？）論旨の持っていき方と、論旨を裏付けるリサーチ活動の粗さ、

あと総合マニュアル雑誌の衰退とともに風化してしまった…ハズだったのですが、先日ネット上で、とある女性向け美容系WEBメディアが行ったアンケート調査の結果を見て、

Gジィさんは驚愕してしまいました！

 

そこではなんと！！

 

「温活に熱心な女性は、

草食系男子・年下もOKな

好奇心の旺盛さをもつ」

 

…という傾向が浮き彫りになった…と書いてありました。

ちなみに「温活」とは、

 

「血のめぐりを良くして、女性の持つ冷え性対策など、特有の症状を改善していくための活動」

 

…とのこと。そして、そんな

 

「温活に励むアラフォー女子」

 

…は、恋に婚活に…俄然積極的である…のだそう！

 

「なんて的を射た

素晴らしい

正論を吐いてくれるんだ！」

 

…と、思わず感動してしまいましたよ。

やはり多少飛躍しすぎなのかもしれませんが、

 

「冷え性女子≒

（ニアリーイコール）温活女子」

 

…とすれば、 ぼくが妄信的に信じきっていた通説が正しかった

ことが証明されたことにもなるわけですから！

 

前出したWEBメディアの調査によると…たとえば「デートで寒いとかんじたとき」、一般女子と比べて18％も多くの温活女子が

 

「カレと手をつなぐ」

 

…らしい。

 

「デートで女子から

手をつないできたら

90％以上

お泊まりOKのサイン」

 

…ってえのも、たしか『Hot-Dog PRESS』名（迷）言集の一つだったと記憶しますが（ただ、この「90％」はリサーチの結果ではなく、あくまで気合いを促す慣用句的役割を果たしているにすぎない気もしますけどw）、いずれにせよ、

 

「肉体が寒い女子は、

男の体温を敏感に察知し、

そこに暖を求める」

 

…のであります。さらに！　実際に

 

「アタシ…冷え性なの」

 

…と感じている女性の割合は、なんと約9割にも及ぶ…のだとか？

 

つまり、単純計算だと10人の女子とデートしたら…

理屈上では、なんと！

 

「9人近くの女子がヤ◯マン」

 

…ってことになってしまうのですが、さすがにそれはあまりに

ファンタジーすぎる楽観的な数字だと

迅（はや）る気持ちを抑えねばなりません。

 

…とは言え、真夏の連日35度を超える猛暑のなかで、ギンギンに冷房を効かせていることが多い、ここ“ハプバー”に、

タンクトップとミニスカのみで参戦する女子には、

十分の効能が見込めるデータだと思うのですが、いかがでしょう？

 

「ちょっと寒くない？

なんならソファ席に

移動しない？」

 

…みたいに？？？