Vol.558 【Gジィさんの夢日記(6)】禁断の逆告白
女子高生から
告白される夢
…を見た。
夢の中でのぼくは、
就職を間近にひかえた女子大生と交際している。
そして、夢の中でのぼくたちは…
就職祝いと卒業旅行を兼ねた沖縄旅行の最中だ。
となりに高さはそれほどでもないけれど、幅はなかなかに広い滝が
あるビーチ(※イメージとしては西表島あたりだろうか?)で、彼女は(なんだかんだ言って、ちまたの男たちのほぼ全員が
大好物であるに違いない?)白いビキニ姿で、
足首までを海面に浸し、ゆるやかなさざ波と戯れており、
ぼくはそれをビーチパラソルの下でサングラス越しから目を細めながら、幸せそうに眺めている。
しばらくして遊び疲れた彼女は、
ぼくのほうに寄ってきて、こう問いかける。
「ビールとか…
欲しくない?」
夢のように(※夢なんだが)に素敵な台詞に
屈託のない笑顔…。ぼくは、
「欲しい」
…とだけ応え、ビーチチェアでほんの少しだけ、
寝返りを打つ。
「じゃあ買ってくるね」
彼女は、その場を走り去っていく。
うとうとしかけたぼくは、
不意にひやりとした冷たさを額に感じ、目を覚ます。
「ビール買ってきたよ!」
…と、ぼくの顔を覗(のぞ)いていたのは、
彼女ではなく彼女の妹の顔だった。
リゾートだというのに、どういうわけか
「セーラー服」
…を着ている。そもそもいつの間に、
彼女の妹はここへ来ていたんだろう?
「お姉ちゃんと
だけじゃなく
アタシとも遊んでよ」
…と、彼女の妹に手を引かれ連れて行かれた場所は、
滝の下だった。
滝に打たれ、彼女の妹の黒髪(※たぶん、校則が厳しいのだろう)は、ぺったりと頬に張り付き、十分に水を吸った
セーラー服の下から、(おそらく、ちまたの男たちのほぼ全員が大好物であるに違いない?)淡いピンク色のブラジャーと素肌が透けて見える。
セーラー服を着た彼女はじっとぼくを上目づかいで見つめたまま、動かない。ぼくは、そんなセーラー服を着た彼女の真意が
掴めず、ただ狼狽えるばかりだ。
「お姉ちゃん
じゃなきゃダメ?」
「え?」
弱々しい声で、ぼくは思わず聞き返す。
「お姉ちゃん
じゃなきゃダメ?」
二度めは滝の音に負けないくらいの叫び声だった。
…と、同時に彼女はぼくの首に両手を回して、
ぼくの唇に震える唇をぎこちなく重ねてきた。
「柔らかさを
一点に凝縮する」
──そんな感触だった。
「がーん!」
…と衝撃が脳内を走り、くらくらと眩暈にも似た感覚が
ぼくの全身を襲う。
「キ、キミに
触れるだけで
お兄ちゃんはね…
淫行という罪に
問われるんだよ」
…などと、拒絶の言葉をかろうじて吐きながらも
決断が揺れ動く
…ところで目が覚めた。
こんな夢を見てしまうぼくって…いよいよ中高年期に
ありがちな、本格的なロリコン化の兆候が…!?
ちなみに、その女子高生は
『タッチ』の南ちゃん
…みたいな子でした。実写では思いつく対象が見つからない…。
いずれにしろ、男ってヤツは…歳を重ねれば重ねるほど、
「プラトニックな恋愛」
…への憧憬と執着が増す生き物なのかもしれない…?
(※本原稿は、昨日Gジィさんが見た夢を極力忠実に再現することを旨としておりますので、現実の世界とは相当に乖離した形而上的な箇所が多々含まれています。そこらへんはどうかご容赦ください)