Vol.564 【ハプバーでも!?】自分の加齢をもっとも痛感した瞬間
アラカンに差し掛かって、
もっとも衝撃的な事件(?)に先日、遭遇しました。
恵比寿駅から品川駅へと向かう山手線で21時ごろ…
ほろ酔い状態でつり革につかまりながら立っていると、
前に座っていたOL風な20代の女性から、なんと!
「どうぞ」
…と、席を譲られてしまったのであります。
ぼくは最初、その女性が
「誰に向かって
声を掛けているのか?」
…まったくわかりませんでした。
わからなかったからキョロキョロあたりを見渡しました。
けれど、車内はさほど混んでもおらず、
彼女の前にはGジィさんしか立っていない…。
たしかに、この日のGジィさんは
(珍しくw?)けっこう仕事が忙しい最中で
洋服もよれよれでおまけにお酒も入っていて、
外見からして相当にくたびれておりました。
「髭も伸ばしたまんま」
…だったから、さぞかし髭に混じったもはや
「80%以上を占める白い毛」
…も目立ったことでしょう。
しかし、そんなGジィさんを
「ホームレスみたい(笑)!」
…と、からかう親しい友人はいても、
「老人だ!」
…と、断定する人はこれまで一人もいませんした。
いや〜〜〜〜っ…めっちゃ
「ショック」
…でしたよ! 一昔前だと、若者から席を譲られ、
「ワシゃ
まだまだ
若いんじゃ!」
…と、激高する老人を見るたび、
「そこまで怒らなくても…」
…と、内心他人ごとのように訝しがっていた
ぼくですが、そういう
「老害扱いされる人たち」
…の、ついムキになってしまう心情をはじめて
「自分ごと」
…として、深刻に考えてしまいました。
だって、たとえば…ここハプバーでも、
他のヤングな男性客から
「このおじいさん…
もう女子と濃密な
スキンシップを
体験できるのは
今回が最後かも…」
…みたいな哀れみをかけられ、
「お先にどうぞ」
…なんて風に「別室行き」のチケット(はありませんが?)を譲られでもたら…
けっこうムッとしちゃいますよ!
やっぱ、“ハプバー”では
素敵な女性を健全に競い合ってこそなんぼ!
それで、負けたら負けたで
「心底から悔しがる」
…それもまた“ハプバー”の醍醐味じゃないですか!!
あえて共同戦線を引くのもアリだし…?
若けりゃ若いで、その
「漲(みなぎ)る
エネルギーと
ピチピチな肉体」
…を思う存分アピールすればいい。
GジィさんはGジィさんで
「百戦錬磨(っぽい)
老獪なテクニック」
…を思う存分アピールしますから!
それでもし、女性側の
「もう女子と濃密な
スキンシップを
体験できるのは
今回が最後かもしれない
おじいさんって
一体どんなチョメチョメを
するんだろ…?」
…なんて好奇心を掻き立てることができたらしめたもの…。
そして、もちろんこの手の「哀れみ」という名の
「アドバンテージ」
…を女性側から受けるのは、
ここ“ハプバー”にかぎっては大歓迎!
結末さえ最高ならば、
プロセスはどーだっていいのです。
さて! 先ほどの山手線事件(?)に話を戻しますが、
結局、この日のぼくはあまりに疲れていたので、
「ありがとうございます」
…と素直OL風の20代女性の好意に甘え、
大人しくすごすごと
「席を譲って
いただいた」
…のでありました。情けなし!!!