Vol.588 【続:ハプバーで「野球」の話題はアリなのか問題】「ゲッツー」でビンビン!?
今年開催されたWBCで、
大谷翔平選手を筆頭とする精鋭たちの活躍によって
侍JAPANが悲願の優勝を果たした
ちょうど3月のころ…
この『アグリーアブル』のブログ(vol.439)で、ぼくは
「ハプバーで
『野球』の話題は
アリなのか?」
…について書き、とりあえずは
「あと3ヶ月くらいは
(たぶん)アリですよ~!」
…というような論調で同コラムを〆ました。
ちなみに、ここでもすでにくどいほど主張しておりますが…
Gジィさんは、生粋の
「野球好き」
…でありまして──どのくらい「好きなのか?」と
言えば…まだサッカー日本代表の監督が「岡ちゃん」こと
岡田武史さんだった時代ですら、スポーツ新聞に
「岡田監督」
…という見出しがおどればソッチのほうじゃなく、
今年我が阪神タイガースを日本一に導いてくださった、当時はオリックスバッファローズの監督を務めていた
岡田彰布監督が、まず頭に思い浮かんでしまうくらいの
野球好きなんであります。
そして、3月に予言したこの「あと3ヶ月くらいは野球の話題も(たぶん)アリ」説は、どうやら残念なことに…(関西地方以外では?)ある程度、的中しちゃっているような…
気がしなくもありません。
だって、あんなに白熱した日本シリーズだったのに…大阪と神戸で行われた優勝パレードでは65万人もの観衆が集まったというのに…ぼくの周囲の女子たちは…また、“ハプバー”のカウンター席でたまたまとなり合わせた女性の方々は、
「アレ」
…にも
「おーん」
「そらそうよ!」
…にも
「アレンパ」
…にも…ピクリとも反応してくれません(T . T)。
ぼくは、原則として他人の趣味には無頓着なほうなのでは
ありますけど…仮に
「カノジョや
妻や親密な女性や、
ハプバーで
知り合った女性が
野球好き」
…であったなら…やっぱ嬉しかったりするものです。
ぼくたちの幼少期は、
仕事から帰ってきたお父さんがビールを飲みながら、
「一家に一台しかない
テレビのチャンネル
(※↑回転式)」
…を独占し、ナイター中継に
興じる風景が当たり前でした。
なので、ぼくたち世代の女性は…
野球に興味があろうとなかろうと、
一応のルールは理解していたものでした。
でも、野球に馴染めないなら、完全に
「視界から
遮断ことも可能」
…な今のご時世──
野球好きなヤング女子が激減しているのは
明らかであります。
こんなご時世だからこそ…Gジィさんは女子の口から
「ゲッツー」
…だとか、
「アウトローギリギリ」
…だとか、
「セーフティスクイズ」
…だとか、
「インフィールドフライ」
…だとか、
「代打の神様」
…だとか、そういう専門用語が飛び出しただけで、思わず
「勃起」
…してしまいます。
とは言え、野球をまったく知らない──
たとえば自分のカノジョを、そのレベルまで育てるのは
相当に骨がおれる作業でもあります。
心地よい夜風に生ビールをエサに誘えば、
「野球観戦デート」
…はおおむね好評です。
しかし、野球をまったく知らないヒトは、まず
「ゴロとフライの違い」
…がわからない。
「バットで打ったボールがノーバウンド、つまり一度も地面に着かない状態で守っている側のグローブに入ったらアウトひとつ。一度でも地面に着いたら、そのボールを、バッターが一塁(右側の四角い板)に走るより早く一塁のグローブをはめている選手に渡して
アウトひとつ…」
…と、その解説だけでも書いていて
気が遠くなってしまいます。
けれど、当たり前ですが…そのカノジョに罪はありません。
ぼくは今、2つの草野球チームに所属しています。
その試合に応援に来てくれた女子に、
「今の初球流し打ち…
めっちゃシブかったね
(ハートマーク)!」
…などと、ホメてもらうのが──
さらには、その女子とペアルックで
「虎のハッピ」
…を着ながら、たとえば神宮球場の阪神×ヤクルト戦で
「今のカーブ?
いやいや…
フォークなんじゃね?」
…などと、ソーセージカレーを食べながら語り合うのが、Gジィさんの淡くてささやかな夢なのです。
女子が育つのが先か…
ぼくが野球人として現役を断念せざるを得なくなるのが先か…
けっこう切実なせめぎ合いなのかもしれません。