Vol.633 イマドキのおねえちゃん業界事情
昔、よく通っていた、
とあるショーパブの店長さんから、
久々に電話が入りました。
社交辞令として、
「景気はどうですか?」
…などと聞いてみたら、意外にも
「コロナ禍以降は
ず〜っと苦戦気味」
…であるのだそう。
ぼくらシロウト(?)としては、
「新型コロナショック」
…は、すでにほぼ収束状態というイメージなんですけど、
都内の夜の街に詳しい事情通連中の
さまざまな情報を集めてみると…
「おねえちゃん系の
お店は、総じて
コロナ禍前と比べたら
まだまだ客足が
完全に戻ってきていない」
…様子で、とくに
「キャバクラ」
…は、かなり厳しいらしく、
「今でもコロナの変異株がちょっと流行したりしたら、
たちまち売り上げはダウンみたいだし、そもそもコロナ禍以降、大半のヒトたちが二次会にも行かず、深酒する習慣がなくなってしまって…しかも、下手にセックスがらみで口説いたりしたら、
ま○ちゃんや日本代表の某サッカー選手みたく、
あとでなに言われるかわかんないし…。
もしかすると、もうオンナと会話するだけでそれなりの料金をむしり取られる “キャバクラ” という中間帯にあるシステム自体が崩壊しつつあるのかもしれません。今後は高級クラブとガールズバーの二極化が進んでいくのではないでしょうか」
…などと、前出の事情通の一人が
ネガティブな分析をしておりました。
そんなマイナスのトレンドは、
比較的被害が少ないとされる
「フーゾク業界」
…で働く女性にも少なからずの影響を
及ぼしているようで…
とある知人の風俗ライターさんはこう語ります。
「渋谷のデリヘルに潜入かけたんだけどさぁ、来た子が『最近はお茶っぴき(=一人も客がつかないこと。店との契約にも
よるが、風俗だと基本的にその日の収入はゼロ)ばっかで
ヤバイ…』って嘆いてたよ。とにかく女の子があまりまくってるみたい。潰れた店を吸収して、そこで働いていた子がわさっと入店したり、キャバ嬢からコッチに転向してきたり…。
だから、女の子のレベルもサービスも今は高いんだよ。『せっかくついてくれたお客さんは絶対大事にするから!』なんてこと
真剣な目で言ってたし…」
そういえば去年あたりから、
ぼくのLINEやSMSにも、
「久しぶり〜!
◯◯子ですけど…
おぼえてますか?」
…といった内容の文面が、わりと頻繁に届きます。
ありがちな源氏名のみで登録しているため、
もはや、誰が誰だかさっぱりわかりません。
おそらく、まだぼくがそこそこ
キャバクラで遊んでいた
下手すりゃ10年近く前に、
「アドレス交換だけで
終わったような関係」
…の子たちなんでしょう。
「まだキャバで頑張ってるのか…」
…みたく妙に感心したりもするのですが、
いずれにしろ、切実感が溢れ出ていますよね?
パンデミック…だけにかぎらず、
あらゆる自然災害が 、
ある程度の落ち着きをみせる
タイミングごとに、
「身銭を切って
遊ぶことで
もっと経済を
回しましょう!」
…とはよく言われますが、
申し訳ないけど…もはや、
(地方出張に行った際、
地元女子との交流を図るのならまだしも)
少なくともここ都内では
「女性との
ボディランゲージ無し」
…のサービスに、
(Gジィさんにとっては)なかなかの大金を
落とす気にはなれないのです。
「二人っきりで
(店外で)飲みに行ってくれて
飲食業界を活性化する」
…なら、全然OKなんですけどね(笑)。
それって…虫が良すぎ?
じゃあ、せめてヒマなときは
『アグリーアブル』
…に、遊びにきてくださいm(__)m