Vol.634 (踊るほうの)クラブでナンパするくらいならハプバーに行け!
「飲みに行くときは
だいたいクラブに行きます」
──こんなようなことを、20代後半の…
(おそらくFカップ以上の)胸の谷間と
スラリと伸びる脚を意識的に露出する
扇情的なファッションで完全武装した
一昔ほど前のギャル風女子から、
とある飲みの席で言われました。
それを聞いて、
「そんな考え方が
今の世の中には
あるのか!?」
…と、ぼくはにわか愕然としてしまいます。
だって、「(踊るほうの)クラブ」って──
うるさいから
話できないじゃないですか!
酒も不味いじゃないですか!
ゆっくり座れないから
腰に悪いじゃないですか!
店内が暗くて
人の顔も見えないじゃないですか!
ブラックライトで
差し歯が
緑色に光るじゃないですか!
妙にフレンドリーな連中が
連れの女子を
無神経にナンパしてきたりも
するじゃないですか!
そして、ぼくのこうしたクラブ批判に、
一昔ほど前のギャル風女子は
次のような再反論をします。
「うるさいからこそ
話をするとき、
耳元でしゃべるから
密着度も
増すじゃないですか〜!?
アタシってぇ〜
耳が性感帯だから、
それだけでアソコが
ジュンと来ちゃうんですよ〜」
なるほどそれはそれで
たしかに一理あります! が、
「アンタはどんな男でも
耳元で話されただけで
アソコがジュンと
濡れちゃうんかい!?」
会話の内容はどーでもええんかい…と!
「相手のことを
おたがいに
知ることによって
距離を積めていく」
…作業を「デート」と呼ぶならば、
「クラブ(踊るほうの)」は…
「デートとは
もっとも
かけ離れた概念
を持つ空間」
…のではないか…と、思えてなりません。
ぼくなんかは、たとえばデートまで
こぎつけた女子から、
「クラブ(踊るほうの)に行きたい!」
…と、せがまれた時点で、もうこの子は
「アウト!」
…だと諦め、リリースしちゃいます。まだ
「(ホステスさんが
付いてくれる高級な)クラブ」
…のほうがマシですよ!
ホステスさんが空気を読んで、
連れの女子の前でぼくのこと
「ベタ褒め」
…して、持ち上げてくれますから!
女子を高級クラブに連れてくほど、
お金は余ってませんけどね(笑)。
そもそも、原稿に「クラブ」と書くとき、
「クラブ(踊るほうの)」
…みたいな注釈を入れなければならない、
面倒臭いスポットのことが…
ぼくとしてはどうも
「DNAレベルで
馴染まない!」
…のであります。
もちろん、クラブでかかっている音楽にも
まったく馴染めません!
「五月蝿い」
…以前に、ベードラ4つ打ちの
「ドンドンドンドン…」
…だけが店内に響き渡り…
リズムばかりが際立って、
「メロディ」
…が存在しない!!!
ヨハン・シュトラウスⅡ世の
『美しき青きドナウ』
…あたりをフルで最後までかけてくれるんだったら、
まだマシ…なんですけどね。
あらためて質問します!
「クラブって…
まだ流行ってんの?」
Gジィさんはハッキリ言って嫌いです。
絶滅してほしいくらいに思っています。
どうせ行くなら、“ハプバー”に来てください!
音楽のボリュームは会話の邪魔をしない程度──
もしくは無音だし、
お酒もクラブよりはちゃんとしたモノ
飲ませてもらえるし…。あと、
「会話以外の
パフォーマンス」
…を披露できるスペースもあるんだから、
そーなったらもう、ほとんど
「(踊るほうの)クラブ」
…と一緒じゃないですか!!!!?